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変化。変えなければならないもの、変えてはいけないもの。【sato流 戦略実行講座㉞】

ビジネスでは常に変化しなければ生き残れません。

なぜかというと、周りがどんどん新しいもになっていくにつれ、じっとしていたらそれだけでどんどん後退して見えるからです。人間は常に新しいもの、より良いものに変化していくものに心を奪われるので、変わらないもの、後退して見えるもの(=古くなったもの)は目がいかないからです。

しかし、変化といっても変えてはならないものもあります。その商品のシンボルとなるもの(=目印)やお客様が習慣的に行動してしいるものを大きく変えてしまうと混乱してしまうからです。

ですから、リニューアルや毎年のキャンペーン、広告では、マネージャーがブランド管理を徹底しなければなりません。

コンセプトは変えず、表現部分が今時になっているかどうか感性でチェックします。感性とは頭で考えるのではなく、全身で感じ取ることです。特にシンボルとなるロゴ周りを鮮度維持する場合は、ブランドと一体になってチェックします。


そして、

商品だけでなく例えばスーパーでも同じことが言えます。

年末商戦となり、近所の大きなスーパー3つは年末らしく賑わいを見せています。

Aスーパーはごろっと商品の並びを変えてしまって、年始用ではなくいつも買っている商品がどこにあるのかわからなくて困ってしまいました。いつになくお客様も多いので、店内を探すのに一苦労です。店員さんを探すにも、お客様が多くて見つかりませんでした。そこまで変えてしまうと、ここは買いづらいなと思ってしまいます。

Bスーパーは、年始用はイベント用スペースにのみまとめてありました。各商品棚はいつもの通りです。ぱっと見て「ああー年末だな。」とワクワクするのですが、お買い物はスムーズにできました。

Cスーパーはいくつかイベントスペースがあって、一つ一つのスペースは小さく、全体に散らばっています。ですからあまり変化を感じません。店内音楽はお正月気分を感じるものですが、ワクワク感がもう一つわかないのです。

年末商戦1つとっても、変えるもの、変えてはならないものがちゃんとわかっているお店は、繁盛しているようです。



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