誰か彼を止めて!「幸せになる勇気」の若者の暴言まとめ

若者の暴言が止まらないのです。

ただ、僕は アドラーの教えを忠実に守ろうとして大失敗 してしまう若者の気持ちもわからんではないのです。

じゃあ おまえ ここに きて じっさい やってみろ!

ってことですよね。わかります。

ただ、気持ちがわかることと、若者の暴言とは別の話です。

僕が哲人なら、この若者を ぶん殴って、頭から熱いコーヒーを2杯くらいぶっかけた挙げ句、ヤケドした皮膚に岩塩でも擦りこむ ところなんですけども、哲人はそうはしないのです。

どんなに暴言をはかれても、動じることなく哲人は淡々と諭すように語りかけます。この人間できてる感が半端ない。

若者の暴言があまりに酷くて、もはや涙なくしては語れないので、今回は若者の暴言の数々をまとめてみました。

これを読めば、あなたもきっと この暴言をさらっと受け流し、若者のことを「友人です(キリッ)」と のたまってしまう哲人の偉大さ に気がつくはずです。

内容はAudibleで、ながら作業で聴いている文章なので、微妙な言い回しが違うかもれませんが、その辺はどうかご容赦ください。

少しでも「アドラー心理学」に興味をもって頂ける方が増えますように。

幸せになる勇気

物語は前作「嫌われる勇気」より3年後のお話です。

3年前、アドラー心理学にすっかり魅了された若者が教員となり、教え子達にアドラーの教え通りに振る舞い「大失敗した」というところから物語が始まります。

実際に【学級崩壊】という大失態を演じているせいもあり、若者は最初から喧嘩ごしです。

若者の暴言まとめ その1

・さあ説明してもらいましょう!
・どうせ歯の浮くような理想論でしょうけどね
・ええい。回りくどい話はなしだ!さあ聞かせてもらいましょうか!
・まだまた反論すべきことはありますけどね、とりあえず今は聞いておきましょう!

この辺りはまだまだ序の口。後にみせる彼の鬼のような様相からみたら、この頃の若者はまだ進化前のポケモンみたいなものです。

・チェッ いったいなんのぐう話だ!
・ええぃ なんと不愉快な心理学だ
・言葉遊びもいい加減にしていただきたい
・いいや無理だ。できません。そんなことは
・おだまりなさい!宗教家にでもなったつもりか!

まだかろうじて敬語の様相を呈していますが、話が進むにつれ、若者が激昂していく姿が手にとるようにわかります。

場の空気が少しずつ、おかしなものに変化していきます。

若者の暴言まとめ その2

場の空気にも慣れたのでしょうか。夜もふけたあたりから若者が ジョジョに奇妙に豹変 していきます。

・この人でなしめ!
・この忌々しい毒虫め!
・ええい!このペテン師め!
・いい加減にしろこの鉄面皮め!
・軽口を叩くな!このサディストめ!
・ひっこんでろ!あなたのような哲学者の出る幕ではない!
・軽々しく同意するんじゃない!この時代遅れのソクラテスめ!
・うそだ!そうやって人の心を操っているつもりか!この偽君子め!

しだいに語尾に「め!」が多めになってきます。若さゆえの憤りが激化してきます。

ただ、これはとても恐ろしいことですが、あるときは突発的に哲人に暴言を吐いたかと思えば、次の瞬間には従順な若者に戻っていたりと、秋の女心バリに若者の態度は変化を続けます。キャラが定まっていない。

先生。あなたはわたしの自制心に感謝しなければなりませんよ。もしも私があと10歳、いや5歳若かったなら、今頃あなたの鼻骨はこの拳でへし折られていたでしょう!

ついには、暴力を示唆する発言まで飛び出します。若者こわい。そして極めつけはこれです。

クックック、人間とはわからないものですねぇ…。
まさか隣人愛を説くあなたから、こんな愚かしいニヒリズムの煮汁がしみ出てくるとは。なにが「人間愛」だ。なにが常識へのアンチテーゼだ。そんな思想など汚水をすするドブネズミにでも食わせておくがいい!

ここまでくると、もはや何様なのかわからない所業ですよね。訴えても勝てそうなレベルです。

それにしても、「クックックっ」て笑う人、これまでの人生でカイジ内でしか見たことないですけどね。

そして、暴言を吐いた若者が、哲人にいい放つ次の言葉に、僕は愕然と我を失い、うっかり気絶しかけました。運転中じゃなくてよかった。

その非礼極まりない言いがかり!必ずや撤回していただきますよ!

この本はAudibleで聴きました。

「嫌われる勇気」、「幸せになる勇気」は、終始、哲人と若者の語り口調で繰り広げられるので、Audibleで聴くと臨場感たっぷりで楽しく聞けると思います。哲人の声が特に「ええ声」なんです。

この本はアドラーの教えを根底に、人間がどうあるべきかについて、一つの道を示してくれます。読めば必ずあなたの人生の考え方が変わるはず。

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