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GW前半に富士山近辺に行ったら「農鳥」を初見したよ

こんにちは、さちこです。普段は、外国の方に第二言語としての日本語を教えています。どうぞよろしくお願いします。

人混みが大の苦手なものの、
新年度開始後に溜まったストレスを、日常を離れることで解消したくもあり、
GWは富士山近辺へ出かけてきました。

談印パン

初日は日曜なので、「渋滞を避けるには早朝移動しかない!」と思っていたら、
天気予報で数日前から「午後過ぎまで雨模様」と言い始め、
「少し遅くても大丈夫か」と気が緩んでしまい、朝8時に出発。
読み通り(?)幸運にも(?)、首都高〜中央道まで渋滞にお会いすることなく、
談印パン(=談合坂あんぱんを手に入れるために談合坂SAに寄っても、
2時間ほどで河口湖畔に到着。混まないって偉大だ。

謙虚な(?)レストラン

川口湖畔を散歩すると、山梨といえば信玄餅の桔梗屋さん(?)のレストランに行き当たり、ちょうどランチ時だったので、入ってみることに。

自家農園産のそば粉で作っているというお蕎麦を頼んだら、お店の人に
「あちらのサラダバーとけんちん汁はおかわり自由ですからどうぞ」と言われ、
同行者と共に「えっ!?」を聞き返してしまった。
店先のメニューにも店内のメニューにも一言もそんなこと書いていなかったから。

サラダバーには、レタスやトマト、コーンなどよく見るお野菜の他に、
春雨サラダやワカメ、パプリカなど少しこだわった印象のものも置かれていて、
「これならメニュー等でアピールしてもいいんじゃない!?」と
同行者と思わず首をひねってしまった。

その時にとったサラダとけんちん汁

富士山のお姿を求めて

天気予報通りに午後から雨は上がったけれども、
富士山は、お裾は見えるものの、お顔は厚い雲に覆われて見えないまま。
川口湖畔の富士山が見えるという場所を巡っているうちに拝顔できるかしらと、
大石公園八木崎公園などに行ってみたけれど、お顔は見えないままでした。

ほうとう不動河口湖北本店へGO

前に河口湖に来た時に、ホテルの方にほうとう屋さんをお尋ねし、
甲州ほうとう小作」と「ほうとう不動」の2店を教えていただき、その時は小作さんに伺ったので、この度はほうとう不動に伺いたいと思っていた。
高速を降りて河口湖に向かう道すがら、とても個性的な店舗「東恋路店」を見かけて気になっていたけれども、「まずは本店でしょう」と、河口湖北本店へ。

席に着くと、テーブルに置かれた金属製の無骨な鍋敷に目を奪われる。
「なぜこの形?」と考え、ほうとう不動さんのマークだと気づく。
席に案内してくれたお店の方から、「ほうとうのメニューは『不動ほうとう』一つだけです」と、念を押される。
メニューを見ると、確かに「不動ほうとう」と、1行のみ。
無骨な鍋敷きといい、なんか潔い。
ほうとうの他にはお稲荷さんや馬刺しなどがあり、もちろん飲み物もあった。

テーブルに鎮座していた「ほうとう不動」マークの鍋敷き

「不動ほうとう」は、しっかりコシがあって噛みごたえがあり、コクと旨みのある味噌味のスープと相まって美味。くたくたになった野菜も、とんでもなく甘い。
肉類も魚介類も入っていないのに、野菜だけでこれ程の旨味が出せることに驚く。
(同行者は「肉が入っていてほしい」と言っていたけれども。その割にガツガツ食べていたけれども。)

「不動ほうとう」

ご尊顔を拝す

食後はホテルでゆっくりしようと早目にとった夕食の帰り道は、夕暮れ時で、
まだ明るかった。
河口湖大橋に差し掛かると、前方に、
「富士山!?お顔がー!?」
夕焼け色の富士山を夢中でパシャパシャ。
「中央辺りに面白い形で雪が残っているなあ」と印象に残った。

「今日、なんか良いことしたかな?」ご褒美のような富士山のお顔

「農鳥(のうとり)」

翌朝、ホテルでテレビのニュースを聞き流していたら、
「富士山に農鳥が現れました」というアナウンサーの声が耳に入った。
「え、何何?農鳥?富士山にしかいないの?今ちょうど、富士山にいるよ。
 今日、見に行かねばっ!!」
情報を得ようとテレビにかじりついて、驚いた。

「昨日の変わった形の残雪!?」

「農鳥」というのは、
4月後半~5月中旬頃、富士山の7〜8合目辺りに現れる鳥の形をした残雪を指し、
昔から「農鳥」が見られる時期を、農作業を開始する目安としていたそう。
冬場の降雪量や風の強さ、春先の天候などによって出現する時期は毎年変化し、
形も毎年変化するという。

この歳になっても、まだまだ知らないことがある。
知らないことを知るって、ワクワクする。
知らんけど。

(お読みくださり、ありがとうございました。)

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