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Cafe Sati | カフェ サティ

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2024年4月の記事一覧

書く瞑想|無意識の意識化

ジャーナリング。自分の思考を紙に書き出すことで、自分の思考を可視化し、客観的に観察する瞑想のことで、書く瞑想とも呼ばれる。 ある時、私は心のもやもやが晴れなかった。毎日、習慣にしているジャーナリングで心のもやもやを解消しようと、筆を取ったが、ジャーナリングを行っても、心のもやもやは晴れなかった。 心のもやもやは3〜4日、続いた。毎日、ジャーナリングを行なっていたが、心のもやもやは晴れなかった。 その日も心のもやもやを解消しようとジャーナリングを行おうとしたその時!私はジ

ジャーナリングと認知行動療法|ジャーナリングで明らかになった自動思考、スキーマ、絶対的信念

認知行動療法の本を2冊くらい読みました。まずは、私なりにちょっと認知行動療法を紹介します。 自然と頭に浮かんでくる思考のことを自動思考と呼びます。また、思考の癖のことをスキーマと呼びます。スキーマがたくさん明らかになると、その根っこにあるネガティブな思い込みが明らかになります。このネガティブな思い込みのことを絶対的信念と呼びます。認知行動療法では、ネガティブな自動思考に検討を加え、現実に適応した前向きな思考を考え、その思考が出来るようにします。この前向きな思考を適応的思考と

マインドフルネス|心を今ここにあらしめる。

マインドフルネスとは、今ここにある五感の感覚に、評価や判断を加えることなく、注意を向けること。そのことによって、心を今にあらしめる。未来や過去、今ここではないどこかに彷徨う心を、今ある五感の感覚に注意を向けることによって、今ここにあらしめる。 かわいい言い方 → 心がどこかにお出かけしてしまったら、五感の感覚に注意を戻す。 五感の感覚は心を今に繋ぎ止める碇(いかり)である。 マインドフルネスはパーリ語のサティの英訳。サティは「気づき」と訳される。禅では、「念」と言うらし

妄想を嫌悪すると余計に妄想が湧く。妄想をジャッジせず、ありのままに見る。

今日はヴィパッサナー瞑想の話。 それまでは、妄想をジャッジして嫌悪し、排除しようとしていたことに気づいた。気づいてからは、妄想をジャッジせず(価値判断せず)、ありのままに見ることが数回出来た。ありのままに見ると、数回とも妄想が1秒くらいで消た。 妄想を嫌悪すると余計に妄想が湧いてくるし、妄想が増大していく。妄想が消えない現実をありのままに見る。すると妄想が消える。

ラベリング|サティを入れる。

ラベリング。奥が深くてラベリングに対する理解がまだ浅い私。私の知識が正確なら、ラベリングはマハーシ・サヤドーが発明した。上座部仏教の在家の方でもヴィパッサナー瞑想が出来るようにと、マハーシ・サヤドーが作ったのがマハーシシステムだ。在家がヴィパッサナー瞑想を行うには、最適な方法だとされている。 在家向けのヴィパッサナー瞑想には、マハーシシステムの他に、ゴエンカシステム、パオシステムがある。他にもあるのか、私は知らないが、確かスリランカシステム?みたいな名前のものがあると聞いた