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BlackSkyの次世代監視衛星の解像度は50cm

BlackSkyは、次世代の地理空間情報コンステレーションの準備を進めています。同社は9月24日、Gen-3衛星は50センチメートルの解像度を提供するように設計され、短波赤外線 (SWIR) を含む複数のセンサをホストすると発表しました。

Blacksky・・・Spaceflight Industries社の地球画像衛星。衛星には、1メートルの解像度で約4.4 km x 6.6 kmの領域を撮像するように設計されたHarris Corporationのペイロードが装備されている。

BlackSkyは現在、軌道上に6つの衛星を保有しており、そのうち5つは運用中です。最新の2つの衛星は、8月にSpaceXによって打ち上げられました。CEOのBrian O’Toole氏によると、BlackSkyは来年の第2四半期か第3四半期までに16基の衛星を軌道に乗せ、2022年にGen-3衛星の打ち上げを開始する計画とのこと。

Gen-3の設計は、現在LeoStellaで製造されているGen-2システムを発展させたもので、分解能が50cm と1m以上もの解像度の改良に成功しています。O’Toole氏によると、SWIRは異なる波長の光学画像で、低い光の能力を提供し、異なるスペクトルバンドで船や車のような地上の物体に対する顧客の理解を高めることができるといいます。

O’Toole氏によると、Gen-3システムは、同社の世界的な監視システムが成熟していく中で、同社にとって画期的なポイントになるだろうと述べています。

「これは衛星能力の収束、地球規模で運用する能力、製造、アルゴリズム、そしてそれをユーザーの手に渡して大規模な作業をさせる能力である。」と、彼は言い、「私たちはこの目標に対して邁進しているだけです。私たちは、より多くの衛星を構築し、衛星、地上のアルゴリズムを改善し、エンドユーザーの使いやすさ、情報の取得速度、情報の品質を向上させます。」と語りました。

さらに、BlackSkyは、Defense Innovation Unit (DIU) との契約の一環として、U.S.Army Tactical GEOINT (TACGEO) プロトタイププログラムのGen-3衛星設計の予備設計レビューを完了しました。TACGEOプロジェクトでは、BlackSkyのコンステレーションを情報収集、監視、偵察 (ISR) に使用し、戦術的な任務を遂行します。BlackSkyは1月にTACGEOの契約を獲得しており、2022年の運用開始と運用能力の実証に向けて順調に進んでいます。

【原文へ】" BlackSky Next-Generation Monitoring Satellites Will Have 50cm Resolution " © 2020 Access Intelligence


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