ハンガリーの企業C3SがAI技術を小規模企業に応用するAImotiveと共同開発
ハンガリーの宇宙関連で衛星会社C3Sは、人工知能 (AI) 搭載衛星のためのプロトタイプ・ハードウェア・プラットフォームを作るために、自動運転技術会社AImotiveと提携して、AImotiveの技術を適応させる予定です。
C3S・・・2012年に設立されたC3S Electronics Development LLCは、これまでの国・欧州連合の研究開発プロジェクトやハンガリー初の衛星プロジェクトで培ったエンジニアリングやプロジェクトマネジメントの経験をもとに運営している。2015年に実施された外惑星探査ミッションPLATO 2.0の開発に参加し、2016年には宇宙天気や宇宙放射線をリアルタイムで監視できるハンガリーの衛星RADCUBEの開発に着手。2017年、SMILEのミッション(X線望遠鏡)に参加。
AImotive・・・レベル5自動運転車に向けて取り組んでいる自動運転車テクノロジー企業。同社は、そのアプローチを「ビジョンファースト」と呼び、主にカメラと人工知能を使用して周囲を検出するシステムを開発している。
AImotiveはハンガリーのブタペストに本社を置き、カリフォルニアと日本にオフィスを構えています。C3Sは、同社の宇宙エレクトロニクスプラットフォームにaiWare NNハードウェアを採用して、小型衛星のAI機能を実現し、データ処理を地上局に依存しないようにする計画です。
両社は7日のプレスリリースで、この仕事は通信、地球と宇宙観測、自律的な衛星運用、ドッキングサポート、小惑星採掘などのアプリケーションをサポートできると述べました。両社は2021年度後半までに試作品を完成させる予定です。
C3SのCEO GyulaHorváth氏によると、C3SがAImotiveとの提携を選んだのは、非常に制約のある組み込み環境でAIを使った経験があるからだといいます。「自動車や軍用グレードの工具や技術を宇宙産業に適応させることは珍しくない。C3Sが立方体の衛星と大型の衛星の両方を扱うことで得た強力な経験は、このプロセスにとって非常に大きな利点であり、我々はAImotiveと協力して、我々の宇宙電子機器プラットフォームが市場で最も堅牢であることを確認することに興奮している。」とHorváth氏は述べました。
【原文へ】”Hungarian Companies C3S, AImotive to Adapt Auto AI Tech for Smallsats” © 2020 Access Intelligence
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