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ボーイングが世界的パンデミックの中でさらなる人員削減と生産削減を計画

ボーイング社は、COVID-19の世界的流行と737 MAXの飛行トラブルのために打撃を受け続けています。ボーイング社は7月29日に第二四半期 (Q2) の決算を発表し、118億ドルの収益で、2019年の同時期から25%の減少となりました。純損失は約24億ドルで、GAAP 1株当たり損失は4.20ドルでした。

GAAP(ギャープ)・・・企業の財務会計の作成と報告を行うルールとして定められた”Generally Accepted Accounting Principles”(一般に(公正妥当と)認められた会計原則)の略称である。

ボーイングの国防・宇宙・安全保障部門の第2四半期の収益は約66億ドルで、これは2019年第2四半期と一致しており、同社はこれは派生航空機プログラムにおけるCOVID-19の影響を反映していると述べた。

派生航空機・・・民間航空機767型機を原型機とした空軍の要求を満たす給油・人員/貨物/患者輸送機の最新鋭の空中給油・輸送機KC-46や、民間航空機737-800型機の派生型として、長距離で対潜戦・対水上戦・情報収集および偵察を広範囲な海上および沿岸地帯にて任務を達成するもの。

ボーイング社は民間航空機の生産率を調整し、雇用水準を引き下げるためにさらなる措置を講じています。同社はまた、第2四半期には737計画の初期段階の生産を再開し、FAA(連邦航空局)認定飛行試験の完了を含む737のサービス復帰に向けて前進したと述べました。

「バランスのとれたポートフォリオと政府サービス、防衛、宇宙計画の多様性は、我々が新しい市場の現実に適応するために困難ではあるが、必要な措置を取る際に、短期的には我々にとって重要な安定性を提供する。」とCEOのDave Calhoun氏は述べています。「私たちは、文化を強化し、透明性を向上させ、信頼を再構築し、ビジネスをより良く、より持続可能なボーイングに変革することで、将来に向けての正しいポジションを確保するための正しい行動をとっています。空の旅は常に回復力があることが証明されてきましたし、ボーイングもそうです。」

【原文へ】” Boeing Plans to Cut More Jobs and Production, Amid Pandemic " © 2020 Access Intelligence

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