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MDAが国際宇宙ステーションでのロボット運用を支援する契約を獲得


MDAは5月4日、2020年から2024年までの国際宇宙ステーション (ISS) でのロボット運用支援契約を獲得し、1億9000万カナダドルの収入を得たことを発表しました。MDAは、今年で20年の有人宇宙飛行を祝うISSの開始以来、カナダ宇宙庁 (CSA) とその国際パートナーに対して、ロジスティクスとサステイナブルエンジニアリング (L&SE) サービスを提供してきました。

MDAのマイク・グリーンリー最高経営責任者は、「この契約は、宇宙ロボットの運用におけるMDAの世界的なリーダーシップをさらに強化し、将来の友人探査のための実験場としてISSを使用したロボットシステムの能力と技術を向上させる機会を提供するものである。」と述べました。

「私たちは、CSAの主要な請負業者およびパートナーとしての役割を重要視しており、パートナーとしてISS、特にNASAおよびISSのIndustrialチームと密接に協力する機会を得て嬉しく思う。」とも述べました。

今回の契約により、カナダのISS長期滞在型プロジェクトである、Canadarm2、Dextre、Mobile Base System (MBS) から構成されるMobile Servicing System (MSS) の運用・保守が継続され、Brampton (ON) 、St-Hubert (QC) 、Houston (TX) を拠点とするMDA社のロボットチームは、今後4年間に渡って確固たるビジネス基盤を構築することになります。支援分野には、宇宙飛行士や地上ミッション管制官向けのミッションプランニングやリアルタイムの運用支援、ソフトウェア・エンジニアリング、システムエンジニアリング、ハードウェアエンジニアリング、ロジスティクスエンジニアリング、プログラムマネジメント、プロダクト保証、MSSロボット運用訓練支援などの物資やサービスが含まれます。この契約には、カナダが同じ条件でさらに最大4年間契約期間を延長することも含まれています。

国際宇宙ステーションのメンテナンスに関して、Canadarm2とDextreへの依存は着実に増加しています。MDAは、MSSロボットの運用準備を保証し、ロボットオペレータにトレーニングを提供し、運用計画とリアルタイム運用をサポートします。加えて、 MDAはカナダ宇宙ステーション計画とISSのニーズを満たすために、 MSSの能力を継続的に強化することも可能にします。

カナダのロボット技術は、ISSを支える模範的な能力として世界的に認められており、ISSは、今後も画期的な技術を進歩させ、科学的知識を拡大する重要な実験場であり続けます。カナダのロボット技術の貢献は、カナダ人宇宙飛行士のISSへのアクセスを可能にし、ISS研究所をカナダの科学実験に利用することを可能にしてきました。

MDA・・・"MacDonald, Dettwiler and Associates, Ltd." 1969年設立。カナダで最も成功しているテクノロジー企業の1つであり、宇宙ロボットやセンサ、レーダー衛星や地上システム、通信衛星のペイロード、アンテナやサブシステム、監視およびインテリジェンスシステム、防衛および海事システム、地理空間画像製品や分析などのあらゆる分野において国際的に認められ滝行です。【詳細: www.mdacorporation.com

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