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Firefly AerospaceがAS 9100品質認定を取得

Firefly Aerospace, Inc.は5月6日、「AS 9100」 の品質認定を取得したことを発表しました。これは同社が開発段階からFirefly Alphaロケットの最初の打ち上げに移行する際の重要な品質マイルストーンでした。FireflyはAS 9100認証を取得するためにすべての品質監査要件を満たしたことになります。AS 9100認証は、International Aerospace Quality Group (IAQG) によって作成された標準化されたベンチマークで、航空宇宙産業全体で品質管理の実践を確実にするよう設計されています。さらに、FireflyはすべてのサプライヤーがAS 9100認証を受けることを要求しています。

Firefly Aerospace, Inc.・・・アメリカのテキサス州Cedar Parkを拠点とする航空宇宙企業。Firefly Alphaロケットは拡張性の高いエアロスパイクエンジンを備え、機体は炭素繊維複合材製でエンジンは加圧供給式。2016年にイギリスがEU脱退を決定した後に38.2万ドルの資金調達を予定していたものの19.1万ドルしか集まらず活動を中止しました。2017年3月にすべての資産は競売にかけられ、ウクライナを拠点とする実業家のMaxym Polyakovに売却されました。
AS 9100・・・航空宇宙産業向けに広く採用され標準化された品質管理システム。 1999年10月に、自動車技術者協会と欧州航空宇宙産業協会によってリリースされました。

Fireflyは今年後半にFirefly Alphaの初飛行を計画している。Firefly Alphaロケットは小型衛星マーケットに投入される予定で、Fireflyによると、1キログラムあたりのコストが、同社のクラスで最も低くなると言います。

「当社のAS 9100認証は、開発段階からアルファロケットの製造段階へと移行するFireflyの成熟において重要なマイルストーンとなります。当社は、新規契約や開発機会を獲得できる立場にあります。」とCEOのDr.Tom Markusicは述べています。

【原文へ】”Firefly Aerospace Earns AS9100 Quality Certification” © 2020 Access Intelligence

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