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Astroscaleがイスラエルの静止軌道サービス会社の買収へ

Astroscale社は、静止軌道上サービスに参入する方向であると同社は発表しました。アメリカ子会社であるAstroscale U.S.Inc.は、イスラエルの衛星寿命延長サービス会社であるEffective Space Solutions R&D Ltd. (ESS) の知的財産を取得する。

Astroscale・・・Astroscale Holdings Inc.は、東京に本社を置くスペースデブリ除去会社です。宇宙で増大している危険なスペースデブリの蓄積を軽減するために、衛星の寿命とデブリ除去サービスを開発。(スペースデブリ・・・なんらかの意味がある活動を行うことなく地球の衛星軌道上〔低・中・高軌道〕を周回している人工物体のこと)
Effective Space・・・宇宙ドッキングシステムを搭載した小型宇宙船 「スペース・ドロネット」 を配備・運用することで、衛星運用者に寿命延長などの軌道上サービスを提供する会社。

Astroscale社のロン・ロペス社長兼マネジング・ディレクターは、「アストロスケールは、(低地球軌道) LEOでの軌道上のデブリ除去サービスでは輝かしい実績を持っていることで知られているが、今回、Astroscale U.S. はGEOでの衛星寿命延長でも同じことを行います。」と述べました。「私たちは、米国の宇宙コミュニティの誇りある一員として、世界中の民間事業者、米国政府、パートナー政府にサービスを提供したいと考えています。」

アストロスケールのアメリカ子会社であるアストロスケールイスラエルは、ESS出身者を雇用し、本社はイスラエルのテルアビブに置きます。この子会社は、GEO衛星の寿命延長のために、同社の衛星サービス研究およびペイロード開発グループとして機能します。ESSの創設者兼CEOのArie Halsband氏がマネージングディレクターに就任します。

Astroscale社によると、ESSは有望な軌道上サービス技術を開発しており、複雑なGEOミッションやプログラムの設計経験もあるといいます。Astroscale社は、Space Droneプログラムが衛星サービスのための費用対効果が高く、革新的で互換性のあるソリューションであり、アメリカのAstroscale U.S.life-extension platformに発展するだろうと指摘しました。

「我々は、我々の技術とプラットフォームが、民間および政府のGEO衛星のためのロジスティックソリューションになる方法について、アストロスケールと同様のビジョンと戦略を共有する。」とHalsband氏は言います。

【原文へ】”Astroscale Acquisition Positions Company for GEO On-Orbit Servicing" © 2020 Access Intelligence

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