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IAC@Paris(Day1/2)

こんにちは
suikaspaceです

本日は先々週参加したIACについて技術(※衛星通信)とビジネスの視点でまとめてみました

早速ですが、IACとは何か
IACはInternational Astronautical Congressの略で日本語では国際宇宙会議となります
1950年にパリで開催され、現在、世界最大の宇宙関連会議として認知されています。衛星関連でいえば、Satelliteは分野に特化することで、専門的な分野を熱く語れるのに対し、IACは輸送機や法政策、ビジネスなど幅広い分野間での交流、議論ができるのが魅力です

詳細は以下リンクをご覧ください


そんなIACですが、
私が参加したセッション、回ったブースはざっと以下の感じでした!

Young Professional Networking
IAC開催前夜の9/17に開催された若手(35歳以下)向けのネットワーキングイベントです。各分野の若手の専門家が参加し、お酒やおつまみを手に交流を進めるというものでした
ネットワーキング慣れしていなく、最初こそオロオロしてしまいましたが、航空エンジニアの方やキューブサットの機械エンジニア、衛星の地上側のプラットフォームを作ってる方々と交流できました。
国、分野によらず、小型衛星の開発/ビジネス利用が進んでおり、小型衛星の技術の話、また、その先にある小型衛星、大型衛星が取得するデータ利用に注目されている人が多い印象でした

論文ほど正確ではないですが、変化が激化している宇宙分野ではスピード感のあるリアルな情報はより重要になってくるなと感じました

オープニングセレモニー
前日のネットワーキングでの飲みすぎ×フライトの疲れで二日酔いになり、参加できませんでした
悔しい

HEADS OF AGENCIES
各国の宇宙機関のトップのパネルセッション。各機関のトップだけに詳細な議論というよりは、各国の直近の宇宙開発における実績から今後の方針を紹介するようなセッションでした
とくに印象的だったのが、米国のBill氏のアルテミス計画に関する話の中で、(アポロ世代と比較して)「私達はアルテミス世代」と発言していたのが印象的でした。アポロ計画により、人類の宇宙利用の可能性が拡がり、今度はアルテミス計画によりどんな未来が描かれるのかと期待に胸が膨らみました。また、自分も一人のエンジニア、ビジネスマンとして何かしたいと強く思いました

衛星通信のテクニカルセッション
この日のセッションは通信用のphased array antennaの最新技術や変調器などのRFシステムがメインの内容でした。私の専門とも近いこともあり、セッション後は何人かの方と名刺交換や議論ができ、とても有意義なセッションでした! 詳細な技術の話は省きますが、技術の傾向としては、オンボード処理やAI、phased array antennaの性能向上の発表があり、とくに前者2つは近年の衛星分野のトレンドにも合致したもので、衛星通信分野の方向性を再確認できました

Welcome Reception
いわゆる、ネットワーキングです。初日の夜に開催されて食べ物や飲み物とともにライブなどが開催される中、参加者が交流するというものでした。立食形式で様々な分野の人々が一同に会す盛大なイベントなのも魅力です。私はというと、当初会おうとしていた人に会えず、一人で飲み食いしてライブを見ていたら終わってしまいました。無念です。ただ、パリのワインとチーズ、生ハムはおいしかったので良し

全日程まとめて書こうと思いましたが、長くなりそうなので、まずはプレイベントと初日のイベントの紹介でした

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IAC@Paris!

ではでは

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