見出し画像

「なかよしよしの二人展」始まりました

大和郡山の書店とほんさんでの「なかよしよしの二人展」始まりました。今回この展示会に合わせて冊子を作成しました。

見開きに一枚の写真に一片の詩を掲載しています。
写真の補助線としての言葉ではなくて、詩として作成しました。詩は作り始めたばかりなので、自分でも良し悪しを測りかねることが多々あるのですが、今の自分が伝えたいことを言葉にしたと思っています。
 
◇なかよしよしの二人展
◇山本茂伸 写真展『モノラル・ひとつの』
◇青豆 イラスト展『その線の先に』
・日時 6/15 (土)-6/30(日) 11:00-17:00 木曜定休 
・会場 とほん @tohontohon
私の在廊は、6/23(日)、29(土)、30(日)の予定です。
6月23日は夕方から読書会を予定しています。
 
 
作品集 「モノラル・ひとつの」 からの掲載です。


表紙

鈍色の空に冬の梢が滲む
鉄道のきしむ音、水の濁り
旅に出たいと思った
寒さの果てしない町へ

今年着ることのなかったコートを想う
背を丸めて歩きたい
襟を立て、白い息を吐きながら
キラキラと光る氷の道を行こう

細道の先に海の気配を感じたら
駆け出す前に大きなため息をつこう
忘れ去ることができない心を
永遠に凍てさせるために


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?