私の周りの男性は自分の話しかしない

主語が大きい話をする。
私の周りの男性は、自分の話しかしないことが多い。
集団で話しているとそうでもないが、どこかへ遊びに行ったり、二人きりでお話したりすると途端にそうなる。
なぜなのか。
私だって、相互の掛け合いとしてコミュニケーションを楽しみたい。
相手が話していることに意見を言いたい。
笑顔で相槌をする機械としてしかみられていない気がして、どっと疲れが湧いてくる。

初めて付き合った彼氏は、自慢ばかりする人だった。
私が話題を振ると全て自分の自慢話として掻っ攫ってくる。その上こちらに褒め言葉を求めてくるからたまったもんじゃなかった。
相手を不機嫌にさせないように努力すると、必然的に「すごい!」や「さすがだね!」が口癖となった。
多分私が一度も自分の話をしていないことに、相手は気づいていないと思う。

よく声をかけてくれた一見快活な人は、元彼と反対方向に自分の話しかしなかった。
とにかくネガティブだった。
LINEで相談を持ちかけられ、とにかく相手を肯定していたら、いつの間にか私は相談相手とは名ばかりのネガティブ吐き出し要員となっていた。
気を許してもらっていたと言えば聞こえはいいが、実態は自尊心を満たすためだけに話していたのだと思う。

私は人が好きだ。
全ての人間に好かれたいと思っている。
なので相手に合わせて行動をし、とにかく不快感を持たせないように、好感を持たれるようにしている。
受け身なコミュニケーションをしているくせに、一丁前に自分の意見も言いたいと思うからこのような反感が湧いてくるのかもしれない。
ただ、女性の友人は私の意見も聞いてくれる。
会話のラリーが続くような気がする。
男女差ではないと思うが、私の周りの人間は書いた通りの言動をする人が多い。
やはり異性と話すときは同性の友人とは違って全くの気遣いなしではいられない。
もしかしたら私の躊躇が伝わった結果、相手だけが話すこととなったのかもしれない。
または相手が気を遣って、私に退屈させないようにしてくれたか。

やっぱり自分だけが介護役にまわるのは納得がいかないため、次に自分の話しかしない人に出会ったときは、負けじとこちらも主導権を握ってみたいと思う。
私と相手、どちらが先に力尽きず戦いを勝ち抜くのか。
最後に立っていた方を勝者としたい。

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