いまをいきる

よく分からんのやけど
その時になればきっと抗うけど
人も動物も
ひとりひとり
使命と寿命はだいたい決まっていて
使命を果たして
一つの命、学び終えたら
迎えが来るんじゃなかろうか

この前、
私の父と16年ぶりに再会した時
父は余命3ヶ月だった
周りの人は
とても幸せとは言えない人生だったと思うと話すけれど
16年ぶりに会った父は
驚くほど優しい目をしていて
誰かを憎しみ、恨んで生きてないと
一目で分かった
幸せかは分からんけど
きっと小さな幸せを感じながら
生きられた人なんだろう
体力が持てば、抗がん剤治療をすると話していたけど
再会してから
たった２０日ほどで
旅立ちました

早期発見をすれば
いろんな治療法を試せたかもしれない
きっとうちの父は
何かしら父の使命を果たしたことで
お迎えが来たんだと思う
そのお陰で
苦しみは想像を絶するかもしれない
ただ、その苦しみが
あっという間だったことに
感謝さえしてしまう

子供がいる家庭、いない家庭も
子供を通じて何か得ることが必要か
いなくても成長できるか
それって割と随分前から
決まっているような気もする

今はただそう思うだけ
これから先
考えはきっと変わると思うけど

何のために生きるのか

与えられた命を
ただ生きる

それだけかも、しれない