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コルクラボマンガ専科6期 23週目の振り返り

23週目(2022.9.7~2022.9.13)

9月7日、Twitter連載最終回公開

声フェチ女子がイケボのバンドマンに出会って恋が始まる話・最終回

週1でTwitter連載をするという体験

「7月20日から皆で一斉に毎週水曜日12時に週4ページ、8回のTwitter連載を始めましょう」
という号令がかかって始まった、マンガ専科6期生のTwitter連載。
とはいえ連載作品を公開する曜日も時刻もページ数も、皆それぞれの都合があるからとのことで「厳守しなければならない」というものではなく、各人のペースでTwitterその他の場所で公開されてきました。

わたし自身は、「毎日(または毎週・毎月など決まったペースで)何かを少しずつコツコツと続けていくこと」が子どもの頃から大変苦手でした。
だけどSNSである程度「見てくれる人」をつかむためには定期的に作品なり呟きなり、何かを発信していかないといけない。昨年秋に一念発起して4コマ漫画を(ほぼ)毎日1本ずつ、約1カ月半続けてみることができて(薄い本が作れるくらいの量です)ようやくスタートラインに立ったと思いました。

その体験があったので今回もなんとか週1回の更新を(8週という短期間ではありますが)続けて来れたと思います。

この連載体験を経て、「2日前にはシナリオ書いて、前日~当日午前中にコマ割って絵を描く」というペースが作られました。
仮に今後「週4ページでSNSで連載をするならそのスケジュールでだいたいいける」と体で覚えられたということです。ページ数や連載期間が多少変わることがあっても、計画が立てやすくなったと思います。たしかに頭の中で考えてるだけではなかなか思った通りには進まない。実際にやってみて初めて腹落ちしたという実感がありました。

9月8日、16回目の講義

7月20日から毎週水曜日に連載を続けてきた人は、8回の連載がちょうど前日で終わったタイミングでの実質最後の講義。
この日の内容は「3種類の感動表現を知ろう」でした。

物語のクライマックスには必ず入っているべき、3つの要素があるという話。
「意外性・発見」「共感性・理解」「カタルシス」、どれも人の(読者の)感情を動かす・感動を呼び込むため必要であるということを学びました。

そして1回目の講義で出されたのと同じ質問が再び。
「最近あった小さな感動(心が動いたこと)をチャットに書き込んでみよう!」
「あなたが誰かにお裾分けしたい好きなマンガと感動した瞬間は、どのマンガのどのシーンですか?」

マンガ専科に入って間もない頃と、終了間際で同じクエスチョン。それにはどんな意味があったのか。
わたしが受け取ったのはこんなメッセージでした。
「マンガを描こうとする時、ちゃんと“(自分の)好き(なこと・もの)”のお裾分けができてる?それが読み手に伝わるよう描けてる?」
大事なことなので2回出てきたのですね…マンガ専科、深い…。

毎回の授業の前に必ず言われていたこと。
「水をすくうのではなく、水の交換をしよう(互いの作品について積極的に感想や感動を伝え合おう」
「オープン・ポジティブ・リスペクト」

これについては本当に6期生のみんなはできていたとわたしは思うし、聞いた話ではDiscordも5期以前よりかなり盛り上がっていたとのこと。
個人的には本当に6期に入れてよかったと思っています。Twitterはもう少し盛り上がってもよかったんじゃないかなー…とも仰られましたが。

半年近く続いてきたzoomでの講義に、「卒業したくない」という声がいくつもあがっていました。
Discordで築いてきた強固な繋がり、踏み込みすぎず離れすぎない、ちょうどよいお互いの距離感。
講義でなくともボイスチャットで雑談したりzoomで顔を合わせたり、卒業制作に向けてネームを見せあって「作品をよりよくしていこう」という動きがあったりして。

そういえば最終課題「連載作品32ページをまとめて提出」の締切りがこの講義の前日23時59分だったのですが、その日は朝からDiscordが賑わっておりました。
いえ喋るためではなく、各自締切りに間に合わそうと黙々と作業をしていたのですが、前日から徹夜をしていたと思しき人も何人か…。

まるで学生に戻ったような6期のメンバーだったのでした。

残すはあと1回、3名の講師による卒業制作の講評…!

「声フェチ女子がイケボのバンドマンに出会って恋が始まる話」の本編、「アリとキリギリス」は以下で無料公開しています。
少し長めのお話、少しずつ更新中。よろしければこちらもご覧ください。

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