【家族カウンセリングの流れ1】流れとは。”導入”とは。


2020年4月2日㈭です。家族カウンセリングの6つの流れについて5回に渡りシェアしていこうと思います。

今回は「家族カウンセリングの6つの流れ」とは、という部分と、一番最初のステップについてのシェアになります。

フュ~イゴ~👇👇👀


家族カウンセリングの流れ

家族療法の流れについてご紹介します。


①導入
②信頼関係の形成
③クライエントの理解
④問題と目的の明確化
⑤代替案の提案
⑥終結

という流れで進みます。

クライエントの特徴や問題によってカウンセリングの内容は異なるので、必ずこの通りに進めなければいけないという訳ではありませんが、大まかなステップを理解しておくことで、今後のカウンセリングの見通しが立つようになり、カウンセリングの現在地が終結からどのくらいの距離にあるのかを把握することが出来るようになります。


【導入】

それでは①の導入について解説していきます。

導入とは、これから始まるカウンセリングの方向性を定める役割を担っており、全てのカウンセリングに共通する重要なステップになります。

導入の際、「クライエントと共に問題を考え、一緒に解決していく」という”契約”と”同盟”を結びます。

”契約”とは、クライエントとカウンセラーの相互の役割や目標などについてクライエントに合意を得る事です。

”同盟”とは、カウンセラーとクライエントが協力しあい、問題解決のために共同作業を行う関係であることをクライエントに理解してもらう事です。

クライエントの中には、カウンセリングとは、あっという間に問題解決が出来る、魔法のようなものと勘違いしている方もおられます。

この”契約”と”同盟”を結ぶことで一方的に依存される事なく、問題解決にむけた土台作りが出来るのです。

もしもこの点を曖昧にしたままカウンセリングを行なった場合、クライエントはすぐに問題解決されない事に怒りを募らせ、カウンセラーも辛い思いをする事になります。

ですので、カウンセリングの利用方法についてクライエントに理解してもらい、その上でお互いが協力しながら問題解決にどう取り組めるかを、考えるようにしましょう。


【まとめ】

✅カウンセリングの大まかな流れは6つある。①導入②信頼関係の形成③クライエントの理解④問題と目的の明確化⑤代替案の提案⑥終結

✅”導入”は様々なカウンセリングに共通した重要な部分。

✅”導入”は「クライエントと共に問題を考え、一緒に解決していく」という部分をクライントに理解してもらうこと。もし、この部分をはぐらかすとクライエントは過剰にカウンセラーに期待をしてしまい、「自分で問題解決を考える」という機会を奪う事になる。

👆感想。
私もカウンセラーとは、魔法使いのような存在で「〇〇するといいですよ。」と、即時的確な答えを教えてくれるスペシャリストだと思っていました。

しかし、カウンセリングとは、自分の力で問題が解決出来る力をつけるトレーニングみたいなものであることを学びました。

「誰かが明確な答えを持っている」という事はありえない。

それは甘えなんだと気づく事ができました。


はい。いかがでしょうか。

今回はこちらで以上となります。

コメントもお待ちしております。

最後までお読みいただいてありがとうございます。😁

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