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【カウンセリングの流れ2】”信頼関係の形成”


2020年4月3日㈮です。今回はカウンセリングの流れの2番めの「信頼関係の形成」についてシェアになります。

信頼とは時間をかけるべきなのか、最短で信頼を築くべきなのか、考えてみませんか?

フュ~イゴ~👇👇👀

【信頼関係の重要性】

カウンセリングの場面とは、今まで面識のない人に自分の悩みを打ち明けるという非日常な行動です。

そのため、カウンセリングでクライエントの問題を解決していく時に重要になるのがカウンセラーとクライエントの信頼関係です。

普段の生活では見知らぬ人に悩み事を相談しないのと同じで、カウンセラーを信頼できないと悩み事の解決が難しくなります。

カウンセラーは、最初に顔を合わせた時からカウンセリングが終結する最後まで、クライエントと信頼関係を築く事に気を配り、時には信頼関係をお互いに確かめ合いカウンセリングを進めていきます。


【アドラー派の信頼関係】

「信頼関係はすぐに築けるものではなく、時間をかけて行うものだ」とするカウンセリング流派も存在しますが、アドラー派の心理学では「信頼関係は早期に築くべき」という考え方になります。

なぜ早期に信頼関係を築く必要があるのか理由があります。

それは、信頼関係構築に時間がかかってしまうと、カウンセラーを信じる事が出来ないため問題が打ち明けられず、問題の本質が見えてこないまま時間を浪費してしまいます。

必要以上に信頼を築くのに時間をかけてしまうと、クライエントはカウンセリングのメリットが見いだせなくなり、来談を諦めてしまう恐れがあります。



早期に信頼関係を築くには、クライエントが充実感を抱けるような関わり方が重要です。

例えば、クライエントに対して自分の気持ちを伝えてみる。

「私は、この問題を一緒に解決していきたいと考えております。〇〇さんの素直な気持ちをお聞かせ願えませんか。」など

や、友好的な接し方でクライエントに関心があることを示す。

そして、あくまでもクライエントの選択を尊重するように話しかける事、クライエントへ尊敬の気持ちを持ち、伝える事で信頼が築かれていきます。


【まとめ】

✅信頼関係が築けないとカウンセリンが上手くいかない。最悪の場合、途中で終結させられてしまう恐れがある。

✅信頼関係は時間をかけるべきだという考えもあるが、アドラー派の考えでは信頼関係は早期に築くべきだと捉えている。
なぜかといえば、
信頼関係を築くために必要以上に時間をかけてしまうと、クライエントの問題の本質が見えないままカウンセリングを続ける事になり、カウンセリングへのメリットを感じられなくなり途中で終結になる恐れがあるから。

✅早期に信頼関係を築くには、クライエントが充実感を抱けるような関わり方が重要。「私はこう考えております。〇〇さんはどのようにお考えですか?」などと語りかける事でクライエントへ関心があることを伝える事ができ、充実感へ繋がる。

👆感想。
信頼は時間をかけて行うべきだと思っていました。
しかし、普段の生活から考えてみると、いくら時間をかけても心の距離が近づかないケースもあると思いました。
ですので、信頼関係を築くためには「必ず時間をかける」という必要はないのだと思いました。

はい。いかがでしょうか。

今回はこちらで以上です。

信頼とはむずかしいですね…😅

よろしければコメントもお待ちしております。

最後までお読み頂いてありがとうございます😁👍


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