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第18回 食品ロスのはてな(前編)

第18回目の、サステナはてなのお時間です🙋‍♀️🌎



今回のテーマは、食品ロス!

「食品ロス」という言葉はよく聞くけど、説明するのは意外と難しい。
日本では、毎日一人当たりお茶碗一杯分の量の食品ロスがでているのだとか。
小さい頃から、食べ残しはだめ!と教育を受けてきたけれど・・・
いなりー×みさで改めて考えてみました!

そもそも、食品ロスとは?


食品の可食部(=本来食べられる部分)が捨てられてしまうこと。
そのため、野菜の皮や魚の骨などは食品ロスに含まれません。
食べ残しのほか、傷ついたり規格外とされた果物や野菜、賞味期限間近の加工品などが食品ロスになることも多いです。
最近はそんな食品が「訳あり商品」として販売されることも増えてきました。

日本の食品ロスの現状は?


※令和3年4月の農林水産省のデータによると・・・
●可食部の食品ロスは年間約600万トン!!!
これは、日本人一人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと同じ計算になります。
実際にそんなことをしている人はいないと思うので、詳しく見ていきましょう。

●食品ロスは大きく分けると2つに分類されます。
・事業系食品ロス:324万トン
・家庭系食品ロス:276万トン

家庭系の食品ロスも結構多いのですね。改善の余地がありそうです。

●事業系食品ロスは4つのカテゴリに分類されます。
(食品ロスの規模が大きい順)
・食品製造業
・外食産業
・食品小売業
・食品卸業

製造過程で出るロスや、レストランなどで廃棄される食品の行方が気になります。

参考データ)農林水産省


食品ロスはどうして良くないか


お米の最後の一粒まで残さず食べよう!と教育を受けてきた人も多いと思います。日本には「もったいない」精神が根付いていますが、実際に起きている問題にはどんなものがあるのでしょう?


①環境負荷が大きい

ロスになった食べ物は、燃やされることで余計なCO2を排出します。
特に水分を含んだゴミは燃やすときのエネルギー負担が大きいので、やむなく生ごみなどを捨てる際はなるべく乾燥させてからゴミに出すのがベター。


②流通過程で使用したエネルギーを無駄にしてしまう

食品が私たちの元に届くまで、ハウス栽培や加工、配送など様々な場面でエネルギーが消費されています。
食べるときには目に見えない流通の際にもエネルギーが使用されているということを頭に入れておきたいですね!


次の配信では、食品ロスを減らすための具体的なアクションについて考えました!お楽しみに。




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