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あなたの知らないスポーツの魅力

日本人のほとんどの方はスポーツをしたことがあると思いますが一概にスポーツと言っても様々なものがあるので大きく分類して挙げます。

・競技スポーツ
技術や記録の向上を目的とし、人間の限界へと追及するもの。
・生涯スポーツ
楽しむ事や健康づくりを目的とし、少ない負荷で幅広い世代の人々が行うことができるもの。
・障害者スポーツ
障害がある人に応じて既存のスポーツを修正したものと、新たに考案された独自のもの。

上記にスポーツの分類を挙げましたがこれらは明確な垣根があるわけではなく、それぞれがベン図のように領域が重なっているものだと考えます。

競技スポーツの素晴らしさ

私が行っている十種競技は競技スポーツの意味合いが強いものです。簡単に十種競技について説明します。

1日目 100m-走り幅跳び-砲丸投げ-走り高跳び-400m
2日目 110mハードル-円盤投げ-棒高跳び-槍投げ-1500m
2日間で行い、出場者が多ければ多いほど所要時間が長くなり朝から夕方・夜にかけて競技をする。そのため大会では競技日程の最初と最後の種目となる事が多い。それぞれの記録を得点化し、その合計得点で競う。

私が初めて十種競技を行ったのは高校1年生の冬に東京大学で行われた記録会です。陸上競技をやった事のある人なら、なぜ高校生で八種競技ではなく十種競技を?と思うでしょう。なぜなら埼玉県では八種競技はおろか混成競技が行える大会及び記録会が少なく(と言うか年に2回しかないしそのうち1回はインターハイにつながる大きな大会のため)埼玉から東京へ行き、十種競技の記録会に参加しました。

その時の記憶はとにかく寒く辛く途中で辞めて帰ろうとしてました。特に1500mの始まる前は他の競技者は少し頭がおかしい人なのかと疑っていました。既に全身筋肉痛で歩く度に足が痛み、寒さで鼻の奥がツンとしていました。

しかし、1500mを走り終え全ての競技が終わった時、ゴールラインを超えその場に倒れ込んだ時に今まで感じた事のない、筆舌しがたい気持ちの高ぶりを感じました。おそらく極限まで引き伸ばされた達成感だと思います。これは2日間に渡る高い肉体的負荷と集中力を継続する精神的負荷からの解放だと考えます。とは言ってもこの時は十種競技をやり終える事しか考えてなかった為に競い合い、記録を追及する段階ではありませんでした。もしかするとこの時に私も少し頭がおかしい人になったのかもしれません。とにかく帰ってやろうなんて思っていたのにも関わらず、また十種競技したいと思っていました。ここには競技スポーツとして自分の限界へ追及する事が素晴らしいものだと思わせてくれるものがありました。

自ら行うだけが競技スポーツではない

スポーツは難しいもので、プロスポーツになればなるほど、大きい大会になればなるほどに結果が重要視されます。そして残酷にも優劣がつけられ選手を一喜一憂させます。もちろんそれが悪だとは思いません、至極真っ当で当たり前の事です。結果だけの世界で選手は大きなプレッシャーの中で競技を行います。この時、選手の支えとなるのは選手の魅力を知っている観客だと思います。選手が歩んできた過程を知っている人こそが結果だけで判断せずにその人の軌跡を評価する事が出来るのです。プロスポーツ選手や箱根駅伝の選手に一定数ファンと言う名の魅力を知っている観客がいる事が例として挙げられます。つまりあなたが選手の魅力を知れば知るほど選手にとって良い影響を与え、選手自身が己の限界へと挑戦できるのです。私の身近にいるアスリートの方々は人と関わるのが上手な人が多い印象です。良い意味で多くの人を巻き込んで競技することもアスリートの素質として大切な事かも知れません。

おまけ、様々な混成競技

四種競技(テトラスロン) 110mハードル-砲丸投げ/走り高跳び-400m
七種競技(ヘプタスロン) 100mハードル-走り高跳び-砲丸投げ-200m/走り幅跳び-やり投げ-800m
八種競技(オクタスロン) 100m-走り幅跳び-砲丸投げ-400m/110mハードル-やり投げ-走り高跳び-1500m
十四種競技(テトラデカスロン)100m-走り高跳び-1500m-400mハードル-砲丸投げ-200m/100m-走り幅跳び-400m-やり投げ-800m-200mハードル-円盤投げ-3000m*国際陸連非公認種目
二十種競技(アイコサスロン)100m-走り幅跳び-200mハードル-砲丸投げ-5000m-800m-走り高跳び-400m-ハンマー投げ-3000mSC/110mハードル-円盤投げ-200m-棒高跳び-3000m-400mハードル-やり投げ-1500m-三段跳び-10000m*国際陸連非公認種目
男子七種競技(室内陸上)60m-走り幅跳び-砲丸投げ-走り高跳び-60mハードル-棒高跳び-1000m
女子五種競技(室内陸上)60mハードル-走り高跳び-砲丸投げ-走り幅跳び-800m
トライアスロン 水泳(1.5km)-自転車ロードレース(40km)-長距離走(10km)
近代五種競技 フェンシングランキングラウンド-水泳-フェンシングボーナスラウンド-馬術-レーザーラン
バイアスロン クロスカントリースキー&ライフル射撃

皆さんは上記の9つの混成競技うち幾つ知っていましたか?私は引退するまでには一度だけでもいいから二十種競技に出てみたいと思います。二十種競技は2014年に国際武道大学で開催され、出場した方のブログを読んで十種競技者として出ない訳にはいかないと思いました。(残念ながらamebloで書かれたその記事は現在見れなくなってました泣)

混成競技には陸上競技だけでなく多種多様なものがあります。特に近代五種競技なんて水泳以外経験した事のない種目で構成されています。余談ですが私の父親は学生時代トライアスロンをやっていたそうです。血は争えないと言うのはこう言う事なのかと思いました。将来自分に子供ができたらバイアスロンでもやるのでしょうかね?笑

昨日初めてのnoteを書き、ある知人から学者みたい、別の知人からは博士みたい、とお褒め?の言葉を頂きました。特に意識していなかったのですが少し堅いイメージになりそうなので肩の力を抜いて楽しんで読んでもらえるように書いてみようと思います!次のnoteは私が普段の生活で意識している事について書いてみます。
↓こちらが堅苦しい初noteです、もしお時間ありましたらどうぞ。


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