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錆びるのも悪くない

おはようございます!
昨日と今日はツアーの本番日。パフォーマーにとってこの寒さは、体調管理と向きあうのに辛い季節です❄️
今日も無事に乗り越えたいと思います!

昨日は久々に忍者活動をしてきたので、その時に感じたことを交えて記事をまとめていきたいと思います。
今年からは忍者系のお仕事は一切引き受けないつもりだったのですが、色々なご縁があり引き受けることとなりました。
内容はズバリ「手裏剣打ち!」

先ほど述べた通り、今年はこの類のお仕事はやっておりませんでしたので、技術は当然下がっております💦
全国手裏剣打選手権大会に向けて、毎日百打以上を打ち続けていた全盛期に比べると劣化もいいところです。
詳しい内容はあまりお伝えできないのですが、まさかこんな場所で披露させていただけるとは!
というような機会でしたので、尚更現状の実力で良いのかと申し訳なく感じておりました...

しかし本番でいざやってみるとどうでしょう。
自分でもびっくりするほどにバッチリだったのです!チャンスは1回、まさに大会と同じような空気感の中、全く稽古をしていない状態で臨む感覚は本当に新鮮でした。
その時にふと思ったことが、「錆びるのも悪くない」という考え方です。

錆びる、ということは物理的に考えると鉄などの素材ですよね。
僕らをこの鉄に例えるとするならば...
錆びる前にどれだけ頑丈にかつ洗練された素材にしておけるか、ということです。
日本刀では、南北朝時代の刀が最も強かったと言われています。
これはこの時代の鉄が非常に優秀だったということです。
もちろん鍛冶屋の技術もありますが...

錆びるというのは、当然その鉄が無くなってしまう訳ではなく不純物がこべりついてしまう状態のことをさします。
今回の僕がまさにこの状態。
つまり裏を返せば、今までに鍛錬してきた元の素材のみで勝負しなければなりません。
このお陰で、不要な小手先の技術に頼ることなく素直な打剣で手裏剣を打つことができたんだなあと思いました。

もちろん洗練されたスキルは、ダイヤモンドのような輝きを放ち見ている人達を魅了する芸術作品です。
ただ今回ばかりは、錆びた状態で良かったと感じたのです。

補足をして今回の記事を締めくくります。
「錆びるのも悪くない」
錆びる前にどれほど強固な状態に仕上げていられるか。
弱い鉄であれば錆びると簡単に折れてしまい、強固で密度の濃い物であれば時間を経ても当時の形をそのまま残している。
更にそこから磨いていけば、多くの人を感動させるような輝きを放つ✨
これ以上は語る必要はないでしょう。

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