岡本喜八監督~この映画、いいよ

毎年8月になると必ず観る映画DVDがあります。岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」と「沖縄決戦」です。

「日本のいちばん長い日」は近年リメイクもされたので知名度は上かと思いますが、映画としての素晴らしさ、何より岡本監督が撮りたかったのは「沖縄決戦」ではないかと思います。

「沖縄決戦」はもう目を背けたくなるようなシーンばかりです。けれど、ささやかなユーモアも、そして救いもあります。 高橋悦史さんと岸田森さんが熱演されています。

 「日本のいちばん長い日」を観た後は、半藤一利先生の本も再読します。はじめて映画を観た時は、阿南陸相のあの言葉はなぜ映画ではなかったのか、本の中でいちばん印象に残った言葉だったのですが、語る相手もなくいまに至ります。

どちらも古い映画ですが、戦争を経験している監督さんや俳優さんが、戦争を表現するとどうなのか、それだけでも大きく価値のある映画と思います。

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