他人の人生に再現性はない。だけど、一つだけ伝えられること。

皆さんこんにちは！
かたわらという会社を立ち上げて丸1年、2023年はこれまでの中で最も全国各地を飛び回った1年となりました。

出張でお伺いした各地では地元の方々とランチや懇親会を通じて交流させて頂くのですが、最近有難いことに「しょーごさんみたいになりたい」と声をかけて頂く機会が増えてきました。
正直、僕のような凡人になってもあんま意味ないですよと思いつつも、この度「No.2じゃダメですか？」という本を執筆するにあたっては、これまでの僕の失敗経験からの学びをたっぷり盛り込んでみました。

ただ、これは僕に限らずですが、ある程度の成果を出せた人がいたとして、その人がやっていることや習慣を真似をしたら自分もそうなれるとは限りません。

他人の人生に再現性はない

僕自身のこれまでを振り返っても、小学校・中学校はめちゃめちゃいじめられていてこの世から消え去りたいと思ったことも何度もあり、高校と大学では友人と音楽のおかげで救われたものの、留年して親を泣かせ、就活にも失敗し、ファーストキャリアはパチンコ店員スタートで対顧客でも対上司でも理不尽な目に何度も遭う、その後転職先で鬱になるなど、まあまあハードな人生を送ってきたわけですが、結果的にはこうして周囲にも恵まれ何とか独立するに至りました。

今は何一つ無駄な経験はなかったなと思えています。

だからと言って、僕のようになりたい！と仰ってくださる方に上記の人生を歩んで下さいとはとてもじゃないけど言えないですし笑、同じようなキャリアを積んだからといって同じくなれるかと言えば、僕が人生の途中で出会った人たちとの間で起きたこと・影響を受けたことなども複雑に絡み合って今に至っているので再現性は全くありません。

じゃあ、「無理なのでやめといた方がいいですよ」とお伝えするかというと、一つだけ「再現性があるかもしれない」こととして自分がやってきたことがあるので経験のシェアとしてお伝えします。

それは、
毎年１つ以上やったことがない新しいことに挑戦し、過去の自分を超え続けること。

これは僕が20代の頃、恩師として敬愛していた上司とした約束で、そこから約20年、今でも律儀に守り続けています。
複業を始めたのも、就活サークルを主宰したのも、youtubeやポッドキャストをやってみたのも、全てはこの約束を守るため。
この約束を守り続けてきたから今の自分があることは間違いないです。

ではなぜこの約束には「再現性があるかもしれない」のでしょうか。

それは「自分で経験した失敗・成功体験が最も自身の成長に寄与する」という事実に繋がるのだと思います。

この図をご覧ください。
いつも通りで難なくこなせる仕事・生活を「コンフォートゾーン」とした時、そこから少しはみ出して「できそうだけどやったことがない」ことに挑み続けている状態が「ストレッチゾーン」、その挑戦やストレスが過度になりすぎると「パニックゾーン」となります。

いつも通りの仕事や生活は心身ともに負担がかからず楽ではありますが、これを「現状維持」だと思ったら大間違いです。
1年単位ではわからなくても、僕らは年齢を重ねるにつれて徐々に体力も気力も下がっていきます。（僕は28歳くらいからお酒が弱くなり徹夜できなくなりました笑）
つまり、本人は現状維持と思っていても、実際には年々そのアウトプットの質や量は徐々に落ちていく。

そう考えると背伸びをし続けてようやく現状維持以上となるので、いかにして自らの意思で自分をストレッチゾーンに置き続けられるかが試されているわけです。

そこで前述した僕が恩師とした約束「毎年１つ以上やったことがない新しいことに挑戦し、過去の自分を超え続けること。」が役立ちます。
新しいことをすれば新しい人とのつながりに恵まれたり、自身の「できること」も増えたりというメリットもある一方、当然負荷がかかりますし、失敗するリスクも生まれます。

ただ、それが会社や上司など「他人から強要されたやったことないこと」だった場合はストレス度が高くなるのですが、「自分がやりたいやったことないこと」だった場合はどうでしょうか。
自分が興味があってやりたいことなので、積極的に取り組めますし、心的なストレスも他者からの強要に比べて少なくなります。

別に仕事に直結することじゃなくてもいいんです。
youtubeでもラジオでも、スポーツなどの趣味でも。
なんでも良いので新しいことを毎年１つ以上やってみる。

初めてみればわかりますが、1年後には結構自分自身と自分を取り巻く世界が劇的に変化しますよ。

僕自身の人生を再現して僕と同じような成長になるかはわかりません。
ただ、毎年新しいことに取り組むことで自信が成長する、この点に関しては再現性がある（効果がある）と自信を持ってお伝えできます。

来年どうしようかなーと考えていらっしゃる方もいるかと思いますので、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました！
それではまた明日！

《お知らせ》

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