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尿膜管遺残症になっちゃった!

どうも、お久しぶりです。
タイトルの通り、尿膜管遺残症で入院&手術しました。



わざわざ心配してもらうためにSNS等に病気話を書くのは女々しい気がしてたのであえて書かずに伏せてましたが、発症率が低く珍しい病気なので世間に少しでも情報(体験談)が出回れば後に今後発症した人にとって参考になるのでは、と書いてみることにしました。



病名は「尿膜管遺残症(尿膜管膿瘍)」というもの。

(尿膜管膿瘍)があるのは入院中に病名が変更になったのだが、ドムかリックドムなのか程度の違いなのでオタク以外にはどっちでもいいっぽいです。

腰の裏スカートが長いほうがリックドム(右)と覚えましょう

発症率は「胎児では 50% に認め,多くは成長に伴い閉鎖するものの,成人にも 約 2%に認められる。 その発症率は 5,000 ~ 8,000 人 に 1 人とされる」 ※インターネット情報

どういう病気かを超簡単に説明すると『人間のヘソは成長に伴い内部が閉じるけど、まれに内部が閉じ切らずに体内(膀胱)と繋がたままの人がいる。
その閉じなかった器官が細菌感染等で炎症を起こし発症する病気』
です。

大筋はこんな感じですが、間違ってる部分も多少あると思うので気になる方は自力で調べてみてください。(専門家に聞くのが一番ですな)


症状としては
①. ヘソが炎症してジクジクと一日中痛い。
②. 発症後しばらく経つと細胞反応でヘソの周囲から肉芽が盛り上がって出ベソみたいになり、その肉芽に圧力がかかるとかなり痛い。
※深く座る、階段を使って移動する、笑ったりすると痛いのでかなり行動を制限されます
③. 炎症部分から膿と血が出るのでヘソが臭う。汚れる。

私の場合、症状が2か月以上続きました。
仕事はデスクワークが中心だったため、まだ耐えられる範囲でしたが、身体を使う仕事だったらきついでしょう。

対策としては、痛み止めを飲むこと。
ヘソの周囲に負荷をかけないようにすること。
ガーゼとテープをこまめに交換することです。

痛み止めやガーゼの交換に使うお金は惜しまず使いましょう。
我慢してもイイコトないよ!


治療履歴

最初に町の内科病院→皮膚科病院に通い処方された抗生物質の錠剤と塗り薬を処方されたがどちらも効き目がなく紹介状をもらって泌尿器科へ行く。
    ↓
泌尿科でも抗生物質を2週間分もらって服用したがやはり効果がなく、2週間の入院をすることになり一日三回の抗生剤を点滴を繰り返して、やっと炎症が収まりました。
    ↓
症状が治まったので一時退院となり平時通り仕事をこなしていたが、根本的な完治はしていないので再発がありえるため7月に再度入院して手術することになる。
    ↓
2度目の入院は翌日手術となり無事尿膜管を摘出した。
手術自体は痛かったり苦しくはなかったが、術後の丸2日間はベットから離れられない生活で始まる。
入院生活はこの二日間が一番大変でした。


ということで、今は退院してヘソの無い第二の人生を歩んでいます。
果たしてこれからヘソが無くて困ることが起こるのだろうか?

それはまだ誰にもわからないのであった… fin




尿膜管遺残症にならないように & もしなった時のためのワンポイントアドバイスコーナー!


尿膜管遺残症にならないようにするには!

ヘソは清潔にしろ
手も清潔にしよう
でも無暗に弄るな
指とか綿棒とか突っ込まないほうがいいよ
床に座る生活はやめよう
免疫力上げよう
運動不足はダメ 体力を作ろう
床に座る生活はやめよう!
ストレスためるな
床に座る生活はやめろ~~い!!
できれば健康な体に産んでもらえ

尿膜管遺残症になっちまったら!

ヘソから膿が出たら絶対にデカい病院にいけ(たらい回しにされるから町医者はやめとけ)
塗り薬は適量塗れ 塗りすぎ注意
基本的には泌尿器科に頼ろう(皮膚科は行かなくていいっぽいよ)
ヘソに絆創膏は貼るな(めっちゃ荒れる)。厚めのガーゼを使おう。
テープは肌に優しいやつを買え 縦に貼るな、横に貼れ
鼠径部の皮膚は揉みすぎると痛くなるからほどほどにね(揉みたくなる気持ちはわかる)
珍しい病気ですが、焦っても解決しませ~ん。
さっさと病院いって安静にしよう
我慢できそうでもちゃんと医者には痛いって言え。
走ってくる子供に気をつけろ。ちょうどヘソに頭突きくらうぞ。
病気憎んで親は憎むな。 産んでくれて感謝!シェイシェイ!

以上


おまけ


ちなみにフィギュアスケートの羽生結弦選手も尿膜管遺残症になってたらしいです。
あの痛みを我慢して演技をしてたなんて、彼は正しく超人ですね…
我ら尿膜管遺残症軍団の星、結弦くんに大きな拍手を!
アンタが大将!!


※当記事は加筆修正しました。
ちなみに手術してから約2年ほど経ちましたが再発や後遺症はなく、至って健康です。




 




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