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砂の栄冠

今回は漫画の紹介です。
ぼくの大好きな三田紀房さんの作品です。

1000万円で甲子園を買え!!


主人公は県立高校に通う高校球児。七嶋裕之
2年生ながらショートのレギュラーを務める。

強豪とはいいがたい県立樫野高校が、創立100周年で悲願の甲子園出場!!


を逃すところから物語は始まります。

新チームでキャプテンを任されることになった七嶋に、
いつも練習の見学に来ている地元のおじいさん“トクさん”が声をかけます。


「1000万円もらってほしい」

突然の申し出に驚く七嶋ですがこれを受け入れます。


このお金の意味は?使うのか?甲子園には行けるのか?


頭を使う

スポーツ系の漫画は好きなのでいろいろと読みました。
野球は特に熱い青春ドラマ的なものが多い印象です。

この砂の栄冠は、もちろんそういった要素もありますが、

『甲子園に出場する。甲子園で勝つ』


この目的を達成するために

とにかく七嶋が頭を使います。勝つためには勢いだけではいけないということ。
部活をテーマにすると“一生懸命に取り組む”ことが強く描かれます。

一生懸命は毎日無我夢中でバットを振ることでも、ボールをなげることでもありません。
それでは練習中に水を飲めなかった時代とあまり変わりません。


試合で勝つために、
試合でどんなプレーをするために、

どんな練習をするのか
どんな準備をするのか


生きることにもビジネスにもこの考え方は重要だと思います。

野球がうまくなること≠甲子園で勝つこと


ということをしっかり表現していて、作品中でも頭を使わない監督、選手、OBは負け組になっていきます。
野球のルールがわからなくても楽しめると思います。ぜひ読んでみてください。

⭐️おすすめ書籍「砂の栄冠」

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