見出し画像

迷ったら尖った方を買う(なるべく後悔しない買い方)

物を買って使うのが好きだ。生活をより便利にできそうなものがあれば飛びつくし、新製品は試したい。必然的に買うものを選ぶ回数は多くなるが、その際、どれを買うべきか、悩むことがある。
そうしたときは、より、尖った(極端な)方、唯一無二な方を買うと後悔が少ないなと経験的に実感している。今までで事例を振り返ってみたい。

スマホ:望遠倍率で選ぶ

2023年の春に、子供の運動会の動画をスマホで撮影したいと思っていたので、望遠に強いスマホを探していた。そのときに望遠に強いといわれていたスマホはpixel 7 proとgalaxy s23 ultraの2機種。当時、pixel watchを使っていたこともあり、どちらかというとpixel 7 proに購入意欲は傾いていた。ただ、pixel 7 proは光学5倍ズーム、galaxy s23 ultraは光学10倍ズームと差があった。そこで、当初の目的である、望遠という観点で一番性能が高いGalaxy s23 ultraを最終的に選んだ。もしかしたら、自分の環境で使い勝手がよかったのはpixel 7 proだったのかもしれないけど、その場合ずっと10倍ズームが頭の片隅に気になっていただろう。なので、10倍光学ズームを経験できるGalaxy s23 Ultraを選んでよかったと思っている。ちなみに、高景気のGalaxy s24 Ultraは光学5倍(ただし高解像度でのクロップズーム可)なので、数値だけだけど、望遠倍率最強の地位は揺らいでいない。1年以上たった今も最強が手元にある安心感は継続している。

この左下のレンズが、高額10倍を担っている
超広角0.6倍
広角1倍
望遠3倍
望遠10倍
運動会で絶対強いでしょ、こんなの。

望遠レンズ:望遠倍率で選ぶ

スマホと同じ理由でミラーレス一眼の望遠レンズを探していた。私は、パナソニックのSシリーズのカメラを使っているので、候補は純正LUMIX S 70-300mとシグマ100-400mmだった。どちらも魅力的だったが、シグマはテレコンと組み合わせると200-800mmのレンズとして使うことができ、これは他のマウントを見渡してもフルサイズレンズとしては唯一無二の倍率だった。結果として、シグマ100-400mmを選んだ。そして、このレンズで望遠がだめなら、他でも無理だとあきらめがつくようになり、機材への不満より、自分の撮影技術の方に目が向くようになった。

実は超望遠レンズとして軽量なのもポイント高い

ちなみにgalaxy s23 ultraの10倍と、望遠レンズの焦点距離800mmだとあたりまえだけど、結構違うので、やっぱり一眼レンズは必要と思い込んでいる。

ここから中央部をgalaxy s23 Ultraとミラーレス一眼で拡大撮影してみる
Galaxy s23 ultraの望遠10倍
望遠レンズの焦点距離800mm
圧倒的な倍率であることがわかる

ノートPC:世界最軽量で選ぶ

ノートPCを持ち歩くことが多いので、なんとなく1kg未満の軽いものがいいなーと色々物色をしていたら、富士通の634gの世界最軽量の13インチノートPCが目に入った。他よりバッテリーの持ちが悪かったり、画面のアスペクト比が16:10ではなく、16:9であったり、USB4が無かったりと、自分好みではないところは多少はあったが、圧倒的な軽さに振り切った端末を持ちたくなり、このノートPCを選んだ。
結果として、驚くほどの軽さに感動できたし、他のガジェットへの目利きも強化された。例えば、ipad pro 11インチにキーボードをつけると1kg程度になるが、このノートPCは画面は大きいのに重さは3/2未満という圧倒的な軽さである。
結果、ipadにキーボードをつける運用を選択肢に入れることも無くなったし、これだけ軽いフルスペックPCがあるのに、その他に持ち運ぶ必要があるのかが考える軸となり、無駄な機器を買うことが抑えられたと思う。

背面にスタンドをつけているので少し重くなっているが、それでもほかのPCより圧倒的に軽い
(指紋汚れが見苦しいのはスイマセン…)

キーボード:キー数が少ないほうを選ぶ

私は、keyballというトラックボール付き自作キーボードを使っているが、このシリーズは61キー、44キー、39キーと3種類ある。最初はキーの数がいつも使っているキーボードと近い、61キーを選んだ。その後、よりコンパクトなものを使いたくなって、44キー、39キーのどちらかを選ぶことにした。この2つは大きさ的には、ほとんど違いは無く、正直迷った。44キーの方が、キー数が多いので慣れるのに時間がかからなそうであったが、やるなら、一番尖ったものでという精神で、最終的に39キーを選んだ。
案の定、慣れるのは大変だった。練習の結果、なんとか使いこなせるようなった今、39キーにしてよかったと感じる。44キーを使っていたら、わずかだが小さい39キーが頭から消えなかったと思うからだ。

これが一番コンパクトだと自信を持って言えるキーボード

スマートスピーカー:機能の集約で選ぶ

音質のいいスマートスピーカーを探していた時に、そもそもAlexaかGoogleアシスタントのどちらにするかで迷っていた。私はAmazon Prime Musicも使うし、Youtube Musicも使う。更に、できればPCスピーカーも兼ねたいと思っていた。調べてみると、それらを全て満足するスピーカーJBL Authenticsがあることを知った。正直、私の基準からは高額すぎて購入は戸惑ったが、結果、買って満足だった。詳しくは以下の記事で述べている。

一番尖っているのを経験すれば、自分の中に基準ができる

このような、買い物をすると、後悔が少ないのはもちろん、自分の中に、現在の最高がこの位置だという基準ができ、次の買い物に生かすことができる。
ある時点で高い買い物になってしまったとしても、長い目て見て、無駄な買い物を抑えられた李、買い物をより楽しめるようになっているな、と感じている。


この記事が参加している募集

#買ってよかったもの

58,822件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?