宇宙人VS未来少年
さっき、けっこうな雨の中、買い物に行く途中で、傘もささずに自転車をこぎながらタバコを吸っている人とすれ違った。
え?
大雨 + 自転車 + タバコ − 傘 =ずぶ濡れ+シケモク
である(まだ火はついてたけど)。
自転車に乗る前にわからなかったのか。
タバコに火を付ける前にわからなかったのか。
吸い終わってから乗るか、乗り終わってから吸う、という選択肢はなかったのか。
急いで帰らないといけないにしても、タバコは生命維持に必要な要素ではないはずだから、乗り終わって、あるいは雨が止んでから吸えばいいのでは?
もしかして彼はニコチンが大気の30%を占める惑星からやってきて初めて地球の雨にうたれ、残り1本のタバコをくわえて急いで裏山に隠した宇宙船に向かう宇宙人だったのかもしれない。
がんばれ、ニコチン星人。
…じゃなくて、それじゃ死んでしまいますがな。
そうではなくて、彼はたったいま自転車型デロリアンでこの時代にやってきた未来人で、次のタイムトリップのための電力を蓄えるために、雷が落下する予定の地点に急いで向かっていたのである。
がんばれ、未来少年。
……ってこれ、タバコ関係なくない?
というわけで、納得のいく仮説はまだ見つかっていない。
やはり、乗るなら吸うな、吸うなら乗るな、である。
ノルナラスーナのスーナラノルナ、なのである。
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