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『フレッシュプリキュア!』の好きなところをまとめたい

 『フレッシュプリキュア!』を観終えたので、忘れないように好きなところをまとめておきたいと思います。

※ネタバレを含みます。
※個人の感想です。


1.全体を通して

 調べてみると、スタッフ陣が一新したこともあり、あらゆる面でチャレンジを試みた作品だそうな。
 『フレッシュプリキュア!』以前の作品は『ふたりはプリキュア Max Heart』を除いてひと通り(ざっくりと)観ましたが、今までと異なる点がいくつかありました。

① 世間がプリキュアの存在を認知している

 以前の作品では、人に知られないまま変身し、人に知られないまま敵と戦っていました(『リコリス・リコイル』の「リコリス」みたいな)。
 本作では、敵サイド「ラビリンス」の目的が「人々の不幸を集める」という特性上、敵が人前で暴れまくります。そのため、プリキュアは人前に躍り出て敵と対峙しており、世間にもプリキュアの存在が(ニュースになるくらい)認知されています。最終的には、自身がプリキュアであることをカミングアウトしていますね。

② 戦闘中に破壊されたものは元に戻らない

 これも以前にはなかった点ではないかと。
 何事もなかったかのように元通りというのは、個人的にはどこか都合のよさを感じてしまうたちなので、元通りにならない本作の方が好みです。
 ただ、『Yes!プリキュア5』に関しては、敵サイドが「ナイトメア(悪夢)」ということもあり、むしろ元通りになるところが良かったと思っています。本当に悪夢と戦っている感じがして。

【全体を通して好きなシーンメモ】

① オープニング
 特にサビ。プリキュアとラビリンスの対峙がもはやかっこいいまである。
② アイキャッチ
 Aパート終わりの方。特に、後期にせつなが追加されますが、せつなが両手で作るハートが心なしかあまりうまくないところにグッとくる。

2.好きなポイントまとめ

はじめての人数指定がないプリキュア

 本作品以前の作品には共通点があります。
『ふたりはプリキュア』
『ふたりはプリキュア MaxHeart』
『ふたりはプリキュア Splash☆Star』
『Yes!プリキュア5』
『Yes!プリキュア5 Go!Go!』
どの作品もプリキュアの人数が分かるタイトルである、ということです。

 なので、『フレッシュプリキュア!』は、タイトルだけでは人数が分からない初めての作品になります。当然、物語中盤で追加戦士が現れる(これもシリーズ初)ことを考えると、人数を明かすわけにはいかないでょうけれども。

 しかし、タイトルにこそ明記はありませんが、「今回のプリキュアは4人指定だったんだ」とはっきり分かる作品だと思っています。

 まず、本作品のプリキュアたちは全員ハートマークがあしらわれています。

『フレッシュプリキュア!』HPより(https://www.toei-anim.co.jp/tv/fresh_precure/)

 そして、タイトルロゴの「!」に着目すれば分かるように、ハートが4つ揃うことで四つ葉のクローバーを表現することができます。

 このことは、OPの歌詞や、必殺技(ラッキークローバー・グランドフィナーレ)の演出などから見て取れますね。

まぶしい ハート最強!
4つ重ねて ネバーギブアップ!

『Let's!フレッシュプリキュア!~Hybrid ver.~』(茂家瑞季)

 この作品は全体を通して「幸せ」が大きなテーマになっています。その象徴である四つ葉のクローバーは物語の至るところに登場します。

 これらのことから、次のことが分かります。

① 本作のプリキュアにあしらわれたハートマークは、ただ「かわいい」の記号として取り入れたものではない、ということ。

② 4人ともハートがモチーフのデザインであることから、「幸せ」がテーマの今回のプリキュアはハートが4つ=4人でなければならない、ということ。

 人数がタイトルにないことも本作初になる一方で、実は直接表現されていないだけで、本当は前作までの流れを継いでいる、って考えるととても感慨深いなぁ・・・って。こういうの、好き。

テーマ「幸せ」に対する徹底ぶり

① 特にキュアパッションの変身シーン

 物語全般を通して、特に「幸せ」との関わりが深いキュアパッションの変身シーン。
 そんなパッションの変身シーンだけ、ハート型の装飾が4つとも強調されて描かれています。
 前述の通り、ハートが4つ=四つ葉のクローバー(幸せ)です。それが明らかに意識されているよなぁ・・・ってことですごく好きなシーンです。

 あと、変身シーンつながりですが、本作プリキュアは変身後の名乗りでもれなく手を「パンッ」と1回たたきます。これは、手のしわとしわを合わせることから「幸せ」を表現しているとかいないとか・・・。

 一方で、「不幸」を集めているラビリンス側の「スイッチオーバー」では、両手の関節どうしを合わせる格好から「不幸せ(節合わせ)」なんだとか。

 これらに関して、裏が取れたわけではありませんが、もし本当にそのような意図で作られたものであれば、意味のないシーン・演出なんてないんだなって、思いますね。

大人がかっこいい

 これも完全に私の好みなのですが、大人がかっこいい作品が好き

 本作では、特にラブのお母さんカオルちゃんですね。話の中だと23話と24話でしょうか。ここら辺の話ではせつな・イースがメインですが、せつなやラブをアシストするこの2人が本っっっ当に素敵な大人。見習いたい。

3.おわりに

 全体を通した感想をまとめてみました。
 あとは「管理国家ラビリンス」についても語りたいんだよね!!!
 ここまで目を通していただき、ありがとうございました。

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