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日記 1月4日

1月4日
昨晩寝た時間 :24時45分
今日起きた時間: 7時45分

明日から仕事だというのに、8時近くに起きる毎日が続いている。体調が若干悪く、結局冬休み中に一度も走りに行くことができなかった。明日は仕事始めだというのに残業濃厚で今からげんなりしている。

今日から妻が仕事始め、ということで午前中は家事ばかりしていた。風呂掃除、トイレ掃除、洗面所掃除、食器洗い、子供たちの昼ご飯を作り、そしてその食器を洗って、合間に5歳の二女の相手をして、結局午前中には新聞も読めなかった。

子供はかわいい。朝起きぬけに二女が僕の布団に潜り込んできて、「寒い、起きられないから温めて!」なんて抱きつかれたりして、僕はとても幸せな1日の始まりを迎えた。だがしかし、正直に言えば、5歳以下の子供が必ずいる状況が11年も続いていることに正直疲れてきている。冬休みとか夏休みとか、家族みんなが休みになると、生きるというよりも生活をしていて家事ばかりすることになり、インプットが全くできなくなる。本も読めないし、音楽も聴けない。あと少し、二女がもうちょっと大きくなれば大人にべったりではなく、子供だけで遊び始める時期がやってくる。妻はそれは少し寂しいようだが、僕は早く大きくなって欲しい。曽我部恵一が「おとなになんかならないで」って歌ってて、僕も長女の時はそう思って大きくなることを想像して泣いていたけど、今ではあまりそうは思わない。でも二女が大きくなったら結局寂しいんだろうな。

子供がいる友人と、子供がいる人生といない人生、どっちが良かった?って話すときがある。いない方が楽だし、自分のために時間もお金も使い放題だけど、やっぱり子供がいる人生だよね、という結論にいつも至る。それでも、子供がいない人が羨ましいときがあるよね、とも言う。結局のところ、ないものねだりでしかない。

今日は妻が返ってくるまで家事以外には殆ど何もしていなくて、長男が二女の相手をして遊んでくれている間だけ、滝口悠生の「やがて忘れる過程の途中」を読んでいた。登場人物が沢山出てきて、しかもそれは滝口さん以外外国の人だけなので、まったく誰が誰だか頭で結びつかないままに読み続けている。172ページまで読んだ。明日の電車のなかで読み終えてしまうかもしれない。そしたら「ジミヘンドリックスエクスペリエンス」を読もうかと思う。

明日から出勤なので、移動の電車のなかで読む本をさっきから考えている。家には読んでいない本がたくさん積みあがっているのに、読みたい本ってなかなか見当たらない。松岡正剛が「旬読」って言っていた気がするけど、読みたいタイミングでできる限り本を読みたい。僕は本を読むのが好きっていうよりも、恐らく本を買うのが好きなので、メルカリやブックオフで面白そうだと思っていた本があれば、許容範囲の値段であれば取り敢えず買っておく。この面白そう、というのは紹介文や背表紙に書かれているもののなかに、興味を引く単語があればそれだけで良いという沸点の低さなので、とりあえず買ったものの、ページすらめくらないとか、ちょっとページをめくってつまらなそうならそのまま放置しておくことも多くある。明日からの出勤に備えて、多分重たいものは読めそうもないので、読みかけである滝口悠生の「やがて忘れる過程の途中」と、漫画で読破の「ユリシーズ」(友人から「ユリシーズをぜひ読んでくれ!」と言われていて、仕方なく文庫本を1~3巻まで買ってしまったので、頭の中に事前に地図を作るために漫画の「ユリシーズ」をまずは読もうと思っている)、あとは何か新書を一冊とKINDLEも持参していく。電車は貴重な読書時間で、あの座る座席は完全な移動型個室だと思っている。

風呂のなかで髭をそり落とし、その顔を鏡でみると無精ひげがなくなり、妙にこざっぱりした、子供っぽい輩が立っていて、僕はこの髭あり→髭無しという長期休みが終わるときの儀式があまり好きではない。多分、髭も剃らなくてよくて、服装も私服でいい仕事に転職できれば僕は結構それだけで幸せになれるのではないか、と思っている。恰好というのはそれくらい気分やテンションを左右するものだと思う。以前コストコに行ったら、多分60歳以上の高齢の方々が働かれていて、その方々は胸のネームプレートはファーストネームで「Takeshi」(仮)みたいな感じでローマ字表記になっていて、ジーパンにネルシャツをインして髪をきっちりセットして働いていて、その姿を見た僕は正直にかっこいいなあって思ってしまった。恐らくその人達がやっている仕事って特殊なことではなくて、どこのスーパーでも行われている品出し・陳列の仕事だったと思うんだけど、それでもそんなかっこをしているだけで生き生きしているように見えた。多分本人達も必要以上に老け込むこともなく、ジーパンとか履いて「Takeshi」(仮)みたいに自分を改めてキャラクタライズすることで、若々しくなるのではないか、と思った。ということで、やっぱり恰好は大切。これから明日着ていくシャツとネクタイを選んで、寝酒を飲んで寝る。果たして明日は6時半までに起きられるのだろうか。

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