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日記 2月15日(火)

昨日寝た時間  :24時半
今日起きた時間 :6時25分

朝、起きた瞬間から眠い。背中と首がだるいので、もしかしたら枕があっていないのだろうか。

朝起きて、顔洗って、歯を磨いて、着替えて、髪を整えて、バナナとサプリメントを食べて、家を出る。僕が起きる時間には長女の部屋の明かりはいつもついているのだが、彼女は朝起きてこない。かつては朝起きてきて、2,3の会話をしていたけど、もうそんなことはない。長女は最近殆ど自分の部屋にいる。絵を書いているか、漫画か本を読んでいるのだと思う。徐々に自分の時間と空間を作り始めている。3人のうち、一人が親離れが確実に始まった、という感じ。

2月14日はバレンタインデイとやらで、どうやら長女以外のクラスの女子は放課後集まって、チョコレートの交換をしたようだ。確か女子のクラスメイトは8人位だと思う。長女がいじめられているとか、ハブられている、ということは恐らくないと思うが(リーダー的な存在の女子にはあまり好まれていない)、誰とも距離を縮められていないようだ。

子供たちが通う小学校は顕著に少子化が進んでいて、40人未満のクラスが2クラスしかなく、人間関係がほぼ1年生から卒業まで固定化されてしまっている。1年生のスタートダッシュでうまくいかないとなかなかうまくいかない気がしていて、というのも長女はそもそも少し一方的に話す傾向にあり、自分にしか興味がない傾向があり、自己開示もしないので、幼稚園から友人ができるまで時間がかかるため、結果的に今まで仲の良い友達、というのは1人しかいない。

別に友達を作らなくてもいいし、作ってもいいと思う。正直、長女がどうしたいのかは僕には分からない。あくまで長女の話を聞いている限りだけど、学校では多様性とかLGBTQとか、そんなことを習う一方で、クラスメイト達はすごく閉鎖的というのか、没個性というのか、不寛容というのか、女子のなかでの好みとか共通項とか寛容性の幅がとても低く、共通のトピック(ストプリとかTIKTOKとか)で会話が埋まっていくようだった。そして、少しでもそれから外れる好みや嗜好性があると、輪に入れないようだ。

長女としては、自分が好きでもないものを時間をかけて鑑賞してまでクラスメイトと話をしたくない、ということを言っているけど、一方でAMAZON MUSICの履歴(長女にはAMAZON ECHOを貸している)を見ると、ストプリとかADOとか、YOASOBIとかボカロとかを聴いている形跡がしっかりと残っている。

クラスメイトと仲良くなりたいんだけど、自分の時間を消費したり、自分の好みを曲げたり、演技してまでしたくない、という相反する気持ちでずっと揺れているのだろうか。ちなみに長女はコロナ禍となる以前から学校のクラスメートと遊んだことは殆どない。確かに、平日週2回の習い事はあるし、宿題も結構出ているので、遊ぶ暇自体も結構ないのも事実だけど、それでも僕は毎日誰かと遊んでいた小学生だったので、長女の遊ぶ相手がいない状況は正直理解できていない。

今日は僕は20時に帰宅した。僕が帰ってきたときには長女は既に自分の部屋に籠っていて、どうやら絵を書いているようだった。小学5年生の長女とお風呂に一緒に入ることはもうないので、先に長女にお風呂に入るようにリビングから2階の長女の部屋に向かって声を掛けると階段から降りてきて、今日の様子や、学校の宿題の英文を作成したものを見せてくる。特段、家族とコミュニケーションをとることを嫌がっている様子はない。

ただ、後で聞いたところ、長女は学校から帰ってからずっと苛立っているようだったそうだ。恐らく、クラスメイト達が昨日のバレンタインデーについて話し合い、盛り上がっているなかで、一人その会話に入れなかったからではなかろうか、とのことだった。

僕としては、別に小学生の時に友達がいなくても良いと思っているし、誰かに併せて、自分をすり減らすことなどしなくていいと思う。

しかし、問題は本人が、本心でどう思っているかだ。そもそも、本人が一体自分がどうしたいのか、正直分かっていないような気がしている。とにかく、変に踏み込まずに、自然にいることが何よりも重要なのだと思う。

今日から「子育て罰」という新書を読み始める。今のところはよくあるOECD諸国との比較においての、日本の家族関係資本に関する投資の少なさであり、既視感がある本ですらすら読んでいる。

僕自身は、子供がいることが万事快調で必ず幸せということではないと思っていて、得ることもあれば得られなくなることも多いというのが正直なところだ。

自分のモヤモヤが少しでも晴れるきっかけや統計、研究結果があることを楽しみにしながら、この本を読み進めている最中。

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そういえば、シンゴ02の少年ナイフが頭から離れなくなった日だった。


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