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実家に行き、エビを捕まえた

昨日寝た時間 :24時半
今日起きた時間: 7時半

昨日はなかなか眠れなかった。眠れたと思っても、一回起きる悪癖はやはりやってくる。これは何なのだろう。夢を見た。新人の評価を5人でする、というやつで、僕はとても熱く語っていた。その新人は実際に僕の職場に存在する人間で、夢のなかで僕が話していたこととは、実際に僕が思っていることだった。夢のなかの僕曰く「聡明だが、自分のペースを崩すことができず、距離感が遠い」とのことだった。

僕が席を外している間に、残りの4人で評価を固めていた。僕が帰ってくると、僕の意見は全く無視されていて、新人の評価が「ボーナスはプラス21万円で」ということだった。よく分からない夢だ。

今日は朝起きて、ご飯を食べているときに子供たちがパンの分け方で喧嘩している。もともと、メロンスティックパンは5個あって、昨日長男が2つ食べていた。残りの3つを長女と次女で分ければよいのだが、二女が「私が食べたいんだから、私が食べたいだけ食べる」と言い、3つ全部を食べると主張し続け、紛糾する。こういうのが、とても困る。正論で諭しても、理解されない。これで、僕の今日一日の二女に対する態度が悪いものへと決まってしまった。

今日は僕の実家に行った。お昼ご飯はとんかつ。はっきり言って、実家に顔を見せに行くとなると、お昼の時間しかないのだ。お昼を食べながらではないと、間が持たない。

子供達も祖父母の家では遊ぶ道具がないので、折り紙とか色々と持っていく。僕だって近況報告とか難しいのだから、子供にとってはより一層難しい。「最近どうなの?元気?」と聞かれて、何をいえばよいのか。僕も小さいころに祖母にそういうことを言われてもいつも困っていた気がするなあ。

長男が、祖父母の近くの沼に魚釣りに行きたい、ということだったので、祖父(僕の父)が連れていこうとすると、二女も「私も行く!」と言い始める。二女は祖母(僕の母親)とランドセルを買いに行こう、という話をしていたのに、「魚釣りに行く」と愚図り始め、流石に祖父一人で子供二人の面倒を見るのは困難であり、僕もついていくことに。めんどくさい。

父親(祖父)と一緒にいても、あまり話すことはない。何を話していいのか分からない。気を遣う。というか、これまで家で一緒にいるときから気を遣っていたので、気を遣わないという状況がないから、今でもどうしていいのかよく分からない。何か言っても、「それは違う」とか「お前は分かってない」とか言われてきたので、何を言ってもダメなのではないか、という身構えとあきらめが体に身についてしまっている。

沼に行って、魚釣りではなく、網でエビを取ることにした。あとは、プラスティックの大きなびくに餌を仕掛けて、沈めてみることにした。

エビはスイスイと網に入ってくる。気づけば20匹以上も捕まえていた。大きなびくにもエビが沢山入っていたが、魚は入っていなかった。

大きなびくを扱う父親の手際があまり良くなく、僕はちょっとがっかりした。自分の存在を大きく、強く見せてきた人間だから、自分の得意分野(釣りは父親の得意分野だ)くらいはスムーズにやってくれよと思った。僕は冷たい。冷たいというか、嫌な人間だ。70歳を過ぎた実の父親に対して、弱くなることにいら立ちを隠すことができない。弱くなることを許せない。こちらが成長したことを認めてきていないのだから、だったら強いままでい続けろ、と思っている。

二女が、取ったエビを全て家に持って帰ると愚図り始める。僕は、それは無理だよ、そもそも家まで運ぶ容器がないし、家には飼う水槽もないんだから、という。それでも二女は全部持って帰る、と愚図る。

じゃあ、何匹か、おじいちゃんの水槽で飼ってもらおう、と僕が二女に提案する。それを聞いていた父が、「お父さんのいうとおりにしなよ」と二女に言う。僕の知っている父ならば、もっと頭ごなしに「うるさいな、何匹か飼ってやるから、それでいいだろう」といらだっていたはずだったが、そうではなかった。二女に一席を僕に譲った形だった。僕は驚いた。

5月3日。とても晴れていた。

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