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社会人1年目を終えて思う、新人ができるようにすべき3つのこと

もはや家から出れないのが当たり前になってきました。

家で楽しめることを見つけようと思い、DIYを始めたり、ipad買って絵を書いてみたり、ずっと読んでみたかった小説を一気読みしたり、意外と充実した日々を過ごせています。

さて、今回は次のテーマで書いていきます。

社会人1年目を終えて思う、
新人ができるようにすべき3つのこと

僕が1年間社会人をやってみて、新人は最低限これさえできればいいと思ったことを3つまとめてみました。

仕事に対してWILLを持つ

これは学生生活ではなかなか身につかないことだと思います。WILLを持つとは、与えられた仕事に対して自分はどのように進めていきたいか、を論理的に説明できることを表します。

配属当初、先輩からある業務を与えられ、その報告書を作成してレビューしてもらいました。自分では、事実を分かりやすくまとめることができたと思っていました。ところが、先輩からは「お前の資料、よく分かんねぇよ。お前はどうしたいの?」と突き返されてしまい、一瞬なんで怒られているのか意味が分かりませんでした。仕事の方針は上司が決めるものだと思い込んでいたからです。

学生の頃、与えられた課題から正解を導いて期日までに提出すれば100点でした。でも、仕事では、正解は用意されていません。納期、予算の状況に応じて正解はいつも変わるのです。そうした条件を的確に把握して、自分が考える正解を頭の中に用意しておかなければなりません。そうすることで、「お前はどうしたいの?」と聞かれたときに「関連部署の要求が〇〇、予算は□□、さらに納期が△△であることからXXでいくべきだと思います」というように受け答えることができます。

自分の仕事に対してWILLを持つことは、主体的に仕事をいく上で必須のスキルだと思います。

ディテールを確認する

これも仕事に対して責任を持つために必須のスキルです。
先輩の中には、とりあえず新人でいいだろと適当に仕事を渡す人もいます。
例えば、こんな感じです。

先輩「■■君さ、〇〇案件向けの製品Xを100個発注しておいてよ」
僕「え、発注なんてしたことないんで何も分からないんですけど...」
先輩「先輩Xが昔に発注した履歴が残ってるから、それ見て今週中にやっておいて!」
僕「了解です!」

今から考えると先輩も僕もひどいやりとりだなと思います。そして、言われたとおりに、過去発注を参考に発注書を作り、上司にレビューしてもらったところ、普通に怒られました。部署のメーリスでもお叱りが回り、半ば公開処刑されるような気持ちでした。上司が怒った理由は次のとおりです。

・誰が何のために使う製品で、なぜ100個必要なのか把握していなかった
・過去発注で使用していた発注フォーマットは旧式だった
・発注をする際には事前に会議で頭出しをする必要があった

新人研修で死ぬほど叩き込まれたはずの5W2Hを、すっかりないがしろにしてしまっていたことに大変落ち込みました。

仕事の請け負った以上、責任は自分にあるのです。この場合、実は先輩は別部署の担当者から依頼を受けていて、それを僕に卸していました。先輩自身も正しい発注方法を把握しておらず、僕に誤った指示をしていました。しかし、先輩から引き受けた以上、仕事の責任は僕にあるのです。この意識が足りていませんでした。この意識を持つことを無意識にしないといけません。どんなに小さな依頼ごとでも全責任は自分にあると意識することで、自然にディテールを確認しなければならなくなります。責任を負えなかったり、迷う場合にはすぐに上司に相談します

この一件以来、小さな依頼ごとでも以下を確認するようにしています。

What:何をするか
Why:何故やらないといけないか
Who:やらないと誰が困るか、オーナーは誰か
When:いつまでにやればよいか
Where:どこでやるのか
How:進め方は合っているか、誰が進め方を知っているか
How much:(数量や金額が絡む場合) 不足はないか、削れるコストはないか

見栄を張らない

これはスキルというよりマインドセットに近いです。
見栄を張らないことで得られるメリットがあり過ぎます。見栄を張らないというのは、言い換えればアホな自分を隠さないということです。これができることで仕事は断然やりやすくなります。

例えば、
「複数社員が集まる会議の中で知らないワードが出てきた。しかも繰り返し出てくるから、この意味が分からないと会議の内容が頭に入ってこない。一度先輩に聞いたことがある気がするけど、忘れてしまった。もう一度聞きたい...!」
という状況に出くわしたとします。

このときの頭の中はこうです。
「もう一回聞いているから忘れてるのバレたら怒られる
「もしかしたら知らないのは僕だけで皆から馬鹿だと思われる
「あとでGoogleで調べれば何か出てくるかもしれない」

これらのことをグルグル考えている間にも会議は進んでいき、自分は置いてけぼりです。とどのつまり、内容も分からず議事録も取れていないことがバレてもっと怒られるのは火を見るより明らかです。
どうすれば良かったのかというと、分からないと思ったときに大きな声で「すみません!この単語の意味が分かりません!」と言えばよかったのです。よほど性根の悪い人でない限り、さらりと教えてくれるはずです。

なぜこうも単純なことが、すぐに行動に移せないのかと言うと、矢印がいつも自分に向いているからです。ダメな自分を隠さないことで、矢印を自分向きから外向きに方向転換できます。上述の心境は、いずれも自分のことしか考えていないからこそ現れるものです。本質は自分がどう思われたいかではなく、仕事をいかに素早く正確に進めていくかです。(そして、早く家に帰る)

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以上、社会人を1年間やってみて思う、新人ができるようにすべき3つのことを述べました。業種や職種によって、必要とされるスキルは異なると思いますが、これら3つのことは普遍的なものなのかなと思っています。
ぜひ、参考にしてみてください。

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