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最初の一年は現場研修だったこと
少し前のTogetterの記事で、ニトリではIT人材は現場で一年半の研修、ということに対して喧々諤々の議論がなされていましたが、私の新卒の時の事を思い出しました。
私は前職に新卒で入社したのですが、1年間は研現場修でした。
当時の副社長の「最近の新人は現場を知らない連中が多い。新人は一年間現場をしっかり見て来い。」という一言で決まった研修だったのですが、受け入れる側も一年間の期間限定での受け入れなので、ある意味インターンシップ的な扱いにならざるを得ない部分があったと思います。
私は現場に近い開発部門での実習でしたが、製造現場のラインで一か月過ごしたり、スポット的にプロジェクトの手伝いをしたり、という感じでしたが、やってもやらなくても評価が変わらないわけで。学ぶことは多かったのですが、正直長かったですね。。。一年目の最後にはかなりのフラストレーションが溜まっていました。
そんな状況だったので、一年の研修の後に、新入社員の研修報告会があり、そのプレゼンで、私は半分がやったことの報告、半分が「この研修は何とかしないといけない」という提案でした。
誰もが一様に1年っておかしくないか?
ミッションがクリアじゃなく、やったとしても評価されないのはいかがなものか?
もっとどうあるべきかを考えてほしい。
などなど。
前代未聞の新入社員の研修報告で、人事のトップまでこの話が行ったと後から聞きましたが、報告の場ではお偉方にけちょんけちょんにされ、そのあとの懇親会ではお酒の入ったお偉方にきにいられて、「俺も若いころにはそんなに熱かったよ。」などという話を聞きながら、私以外はめっちゃえらい人たちというメンツで行きつけのパブに連れて行ってもらった記憶があります。
そしてその後、研修制度はメスが入ることになりました。
改めて、前職もいい会社だったなぁ、と思いますし、言うべきことはきちんと言えば、それを聞いてくれる人がいる、と思いました。
与えられた環境をそのまま受け入れるのではなく、あるべき姿を自分で考えて、それに向かって行動する、そんな学びをくれたのが現場研修だったな、と今更ながら思ってしまいました。
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