2月20日(火)死の棘
きのう、松竹映画の『死の棘』を観た。
パートナーは仕事でいなかったから、ベッドのなかで、ひとりぼっちで観た。
『死の棘』は、原作を読んだことはあったけれど、映画をみるのははじめてだ。
主人公の妻を松坂慶子が演じている。「演技がかった女の演技」がうまかった。
今日の食事。
朝、バタートースト、いり玉子(チーズ入り)、サラダ。コーヒー。
昼、味噌カルボナーラ、サラダ。
夜、鍋と玄米をすこし。ピスタチオアイスクリーム。
朝は元気だったのだが、昼すぎからだるくなってくる。
なんのやる気もでない。
桐野夏生『ロンリネス』をよむ。
午後三時から三十分ほどひるね。
起きてから軽く化粧をして、図書館にいった。
ふだんは図書館にいくと、一階のカフェでお茶するのだが、今日は節約して、近くのコンビニで百円のコーヒーを買っていった。飲食可能な閲覧机でそれをのむ。
『老人と海』の文庫本をよんでいたら、まぐろのさしみがたべたくなった。
『老人と海』はみじかい小説で、すぐ読み終わったので、図書館の書架から植本一子の『家族最後の日』を出してきてよむ。これは何度もよんでいる本。
よむたびに、植本家の娘ふたりのシッターをしている若い女性「村田」のことがかわいそうになってしまう。
今日はいったいぜんたい春のようにあたたかい。
半袖でもいいぐらいだ。
予約していた本を受けとって、図書館からかえる。
家にかえると家事が山積みで、頭がいたくなってくる。
このところ天気がわるかったから、洗濯かごから洗濯物があふれている。
シーツもしばらくかえていない。
精神的余裕がないから、ちょっとしたタスクで心がおいつめられる。
家事って地獄だな、と思う。
洗濯機を三回まわし、近くのコインランドリーで乾燥させる。
シーツをかえ、掃除機をかける。
玄米をといで炊く。
アマゾンで注文したぬか床が届いていたので、タッパウェアにうつし、きゅうりとにんじんを漬けた。
ひとりぼっちで家にいて、家事ばかりしていると、結婚していたころを思いだす。
夜九時すぎにパートナーが帰ってくる。
ゆうべの鍋ののこりを温めてたべ、パートナーが買ってきたアイスもたべた。
幸せなのに、どこにも逃げられない、という感覚が日々つよくなってゆく。
わたしはどこかに逃げたいのだろうか。先生からにげて、元夫からにげて、転職だってくりかえしている。これ以上、どこかににげる必要があるかしら。
美術館をやめなければよかったのかもしれない、とまた考えている。
月曜日からまた仕事だが、うまく立ち回れる気がしない。
図書館で借りた本『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』をよんでねた。
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