出来る子いい子

ただの大学生の独り言です。

難しいことを考えるのが苦手だし、考えをまとめる文章を書くのも下手なので、読みにくいな、こいつ何言ってんだって思ったらスルーしてください。


私は自分のことを「いい子」で「なんでも出来る子」と思ってました。

本を読むのも早かったし、周りの子より多くの文字を読むことが出来ました。兄弟の面倒も見て、聞き分けもよかった方だと思います。

そんな私を父や母、祖母はとても褒めてくれました。

「出来る子だ」「いい子」と。それは私への賞賛で、私は常にその言葉を待ち続けていました。

私は出来る子。私はいい子。

親や祖母から与えられるこの言葉たちはほんの少しだけ、後の私を苦しめます。

実際、小学校低学年までは成績もよく、よく本を読み、「出来る子」だったと思いますし、他の子を気にかけたり、先生の言うこともよく聞く「いい子」だったと思います。

変化が起きたのは3.4年生ころでしょうか。

私は、「出来る子」「いい子」でなくなりました。

原因を端的に言うなら、成績不振といじめです。

算数の図形がダメだったんです私。ちなみに今も出来ません。数学苦手です。高校生の時、理系だったけど。あ、高校生の時の私の敵は数学の先生でした。今もあの人苦手。

話戻しますね。

図形のテスト、ダメダメだったんです。何点かなんて、もう、覚えてないけど。とぼとぼと帰りました。「家に帰りたくない」と何度も思いながら。「このテストを破り捨てたい」と考えながら。それでも捨てなかったんです。今思ったらめちゃくちゃいい子じゃん。私。

テストを親に見せるじゃないですか、母に驚かれたんです。「こんな点数!?」って。父には呆れられました。ため息ひとつで終わらされてしまいました。

テスト前もちゃんと勉強してたんです。当時の私、頑張り屋だったから。でも、どうしても分かんなくて、それでも頑張ったテストで、初めてすとった酷い点で、親のこの反応で。父親の反応が特に悲しかったですね。見捨てられた気がしました。あの時、私は、「出来る子に戻らなくちゃ」「いい子に戻らなくちゃ」って焦りました。そりゃあ勉強しまくりましたよ。図書室に引きこもって。私の地元は塾がなかったので自主学習の質と量がものをいいます。とにかくがむしゃらでした。親の信頼を取り戻すために。今思えばそんなに信頼を失ってる訳じゃないし、点数が酷いところで私の親が私を見放すわけないんですけどね。幼い私には「出来る子、いい子」であるためには勉強が出来ないといけないという固定概念でもあったんでしょう。

勉強しまくることで何がなおざりになるか。

友人関係です。私は友人関係をなおざりにしてしまったんです。

そして何が起こったか。

いじめです。

いじめと言ってもそんなに酷くないし、私もあんまり気にしいじゃなかったので、親にも先生にも何も言うことなく、主犯?リーダー?の女の子の転校でこの件は有耶無耶になりました。(女の子の顔すら覚えてない)

気にしいじゃなくても、話しかけても返ってこない反応も、やってもない盗難を私のせいにされるのもしんどかったです。私は学校を休みがちになりました。2週に1回は休んでたかもです。多分。もっと多かったかも少なかったかも。親にはめちゃくちゃ怒られました。「学校へ行け」「仮病だろ」って。違うの。違うの。ほんとにお腹痛いの。休ませて。って言って休んでました。3回に2回は無理やりにでも連れていかれたけど。その時、私は「もう私はいい子じゃないのかもしれない。学校をこんなに休んで」って思ってました。しんどかったね私。頑張ったね。もっと休みな。

私はもう、この頃には自分のことを「出来ない子」「悪い子」だと思い、自分の価値を見失っていました。

そんな私にも光が見えはじめます。

小学校6年生。スポーツ少年団に入ります。

ほんとに嫌でした。人間関係築くのも苦手、運動は嫌い。父が勧めてきました。「本ばっか読んでないで運動しろ。妹もいるんだ」と。妹がいようがいまいが私には関係ない。入りたくない。本を読みたい。読む時間を奪わないでくれ。抗議の結果、私は少年団に入りました。負けた…ちくしょう。お父さん許さん。今でも忘れてないからな。

話、戻しますね。

キツかったです。少年団。結構強いところでした。体力も知識も何もかも持ち合わせていない私にとっては行きたくないところでした。しかし、持ち前の身長を活かして、チームの要になってしまい、試合にもガンガン出てました。はあ…

でも、結果的に入って良かったかなって思っています。その時に出来た友だちの1人は中高と部活も一緒にして、大学が別になった今でも遊びますし、今度旅行に行きます。やった!!!楽しみ!!!海外旅行だ!!!

お父さん!入れてくれてありがとうな!!!あ、お父さんの作るフレンチトースト食べたい!ってLINEしたら、「材料はそちら持ちで」っていう文面とともに、末っ子とのツーショが送られてきました。お父さんありがとう!フレンチトースト楽しみ!妹、髪切ったのね!可愛いね!!ふぅ!

少年団に入って、なんとか人間関係の形成の仕方と愛想笑いといい感じの相槌と体力と技術を友だちを手に入れました。

でも、私の中の私は「出来る子」「いい子」ではありませんでした。

自分の意見もろくに言えない、通せない、人間関係は苦手。人の顔を伺う。堂々と出来ない。

自分が大っ嫌いで。

中学生。

あんまり思い出はありません。楽しかったけど。可もなく不可もなくって感じです。

その頃、「妖怪アパートの幽雅な日常」にハマってて。主人公の稲葉夕士みたいになりたかったんです。周りより少し大人な経験をしてて、考え方も少し大人で。周りを否定しないで自分の考えや経験の糧にしていく。そんな人間になりたかったんです。そう思うようになってから、私の中の「出来る子」や「いい子」であるべきというプレッシャーは少しずつ無くなっていきます。香月先生ありがとう。先生の本は私の人生の教科書です。稲葉夕士に今でもなりたいです。地獄堂霊界通信も大好きだった〜!!今も好き〜!竜也兄ちゃんー!!!大好きだぞー!!!

あとは、分かり合えないと思っていた陽キャと仲良くできたのは嬉しかったですね。ありがとう。SKETDANCE!スイッチが大好きだ!!ボッスンもヒメコも大好きだ!安形生徒会長〜!!

あ、銀魂にもお世話になりました!なんか、銀魂読んでから、肩の力が抜けたんですよね…銀さんの生き方、大好きなんです。あ、推しは総悟です。沖田あああ!!!神楽と神威も好きです。顔の可愛い子がとても好きです。はい。

は!私の人生を変えた!漫画のひとつである!ハイキュー!を入れ忘れた!大好きハイキュー!40巻まで読んだんですけど無理ですもう…はあ…みんなかっこよくなっちゃって…もう…無理…彼らはなぜあんなに成長し続けるの…待ってよ…ババアついていけん…ムリポ…

え、でかい嘘ついたわ。割と思い出ありましたわ。

好きな本とか、漫画の話を誰かにするようになってから、自分の意見を言えるようになってきたと思います。中学生の時、私の周りには私の意見を否定する人がいませんでした。だからか。感謝しかないな…ありがてえ…

この時の私の中の「出来る子」「いい子」の概念は少しずつ消えていきます。だって、勉強が出来なくても、運動が出来なくても、人と話すのが苦手でも、周りの人間がそれを受け入れてくれたから。こんなんでもいいだなって思ってきたんでしょう。あ、やべ、泣きそう。友だちに会いたい

高校生。

楽しかったー!高校生〜!!!!!!!!(ドデカ感情)

高校では色んな価値観に触れたなって思います。興味なかったジャニーズやKーPOPとか。死生観に対する考えとか。宗教、幽霊、宇宙人の話。あんスタのガチャは友だちの推しを出しまくって、友だちに「川に飛び込むから!」って言われて大笑いしました。その友だちは、学校のベランダから飛び降りようともしました。ごめんな。あんたの推し、私の事好きみたい。(渾身のドヤ顔)

高校の時、相変わらず、数学は苦手でした。あ、数学の担当の先生も嫌いでした(2回目)世界史も苦手だったし、物理も化学も英語も苦手でした。悪い点なんかバンバン取りました。でも、私はそのことに罪悪感は覚えませんでした。焦りはめちゃくちゃあったけど。

だって!頑張って!この点だもん!って胸張ってました。父親に唐揚げ取り上げられました。うえーん。忘れねえぞ。このことは。唐揚げ返せ。ちなみに、昨日、お母さんの唐揚げ食べたい!お母さん!!!って言ったら、めんどいからやだって言われます。分かる。めんどいよね揚げ物。

友だちと笑い合うのが楽しかった。勉強も部活も友だちがいたから頑張れた。勉強出来なくても、運動出来なくても、私の周りには大好きな友だちがいたんです。褒めてくれて、甘やかしてくれて、言い合いしてくれて、私の話を聞いてくれて、自分の話を聞かせてくれる友だちがいたんです。ありがとう。大好き。早く帰りたい。帰らせろ。

高校を卒業するころには、私を縛っていた「出来る子」「いい子」の概念はほぼ無くなっていました。ちぎっては投げちぎっては投げしてたので。多分。知らんけど。

大学生。

大学たんのし〜!!!!!!!!

大学生って凄いんですよ。たくさん討論出来るんですよ。高校より沢山の価値観に触れられるですよ。学問のレベルもぐっと上がるし。これこれ!これが知りたかったの!っていうのがたくさんあります。人生楽しい!!テストは嫌いだけど!単位くれ!!!講義真面目に聞いてるから!!単位!単位よ降ってこい!!

それに、大学って、自分と似たようなことに興味ある人の集まりじゃないですか。多分。だから、観点や思考が少し似てるようで全く違ったり、全く違うようで似ていたりってして、めちゃくちゃ面白いんですよ。

あと、みんなの頭がいい!人の顔色なんて伺ってる暇ないです!沢山聞いて、沢山意見して、自分の糧にしなきゃ勿体ない!こんなに頭いい人達の話が聞けるのに!先生の話も面白いですよ!専門家だな〜って感じです!先生から飛び出る豆知識がめっちゃ好きです!

サークルはもっと面白いですよ。趣味が似てますからね。趣味の幅が広がります。まあ、Fateには手を出しませんがね!推しが死ぬから!鬼滅にも手を出したくないですね!多分、推しが死ぬので!はい!まどマギも怖いですね!あれは怖いです。むりむり怖い。プリキュアかな〜?違うかな〜?くらいの認識でありたい。プリキュア見たい。プリキュアになりたかったな…キュアブラックになりたいです…

そんな与太話はどうでもいいんですがね。

驚いた話しますね。

先輩に「君は愛されてるからね」って言われて、私、なんて答えたと思います?

「はい!」

って答えたんです。

お分かりですか?

私、自分が愛されてることに気付けたんです。そして、そのことに自信を持てるようになったんです。

へへ。嬉しい。

いい子じゃないです。学校、サボります。部屋も汚いし。夜中にラーメン食べるし。お菓子食べるし。

出来る子じゃないです。勉強出来ません。仕事も遅いし。運動嫌いだし。ダイエット続かないし。

でも、そんな自分は嫌いじゃないです。

親にも友だちにも、バイト先のおばちゃん達からも愛されてますもん。

「楽しそうだよね」って

「あなたがいるから楽しいよ」って

「この話ちゃんと考えてくれるの、あなたくらいだもん」って

「あんたの頭の悪さは知ってるけど、考え方は大好きよ」って

「あなたのそういうとこ好き」って

みんな、褒めてくれるんです。

こんな私に。いや、「こんな」って付けたらだめなのかも。私に、たくさんの好きをくれるんです。

今の私と過去の私を出会わせたら、過去の私はどんな反応するのかな。

過去の私に伝えたいことは「あんたはいい子でも出来る子でもないけど、人に恵まれる才能は誰にも負けないから。それだけは覚えていて」です。


最後まで読んでくださりありがとうございました。

私の独り言に付き合ってくださった貴方様に、私の幸せを少しでも分けられますように









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