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「知ってほしい現実」ー東日本大震災から9年3日の月命日で思う。生業として非常に厳しい「被災漁師」の自分たちです

テーマ:被災地漁師の声~東日本大震災津波
【足の打撲と、膝の「関節炎」、「腰椎狭窄症」で、今日は漁は休みます。 東日本大震災から9年3日の月命日。 苦しい漁業者の現実】 
 昨日は「東日本大震災から9年3日の月命日」でした。
自宅の前の砂浜では警察が「行方不明者」の捜査をしていましたが、もう何も見つからないのです。
【最新の死者・行方不明者数】
死者は12都道県で       1万5899人
行方不明者は4人減って6県で   2529人
震災関連死              3742人   
合計         2万2170人 

コロナ感染者数から見れば、死者数はずっと多い数字です。
震災後の復興は「東京オリパラ」で、4年工事現場は「三陸復興道路」を除いて、完全に予算減り、工事関係者の人で不足で止まりました。
「安倍総理が「汚染水は完全にブロックされています」とウソを言って招致したのですが、東日本大震災の復興の妨げになると、見越したものだったのか? 非常に疑問です。
中でも、福島原発事故の現場も酷い状況になりました。

コロナウイルスで、延期になっていますが、ホントに来年できるのか。 
本当のところは、スポンサー企業の動向では「減額」もしくは「中止」の動向で、世界130国からの人が集まるのは、あまりにリスクがあるように見えてきます。
消費税と同じくで、復興税の財源はどこに消えたのか? 
これも、非常の大きな疑問が残ります。

あの震災以降、年々、酷い大不漁であり、今度は、消費税増税とコロナ禍で外食、産業などダメになり、魚の単価がー75%」まで落ち込んでおり、「水産業は瀕死の状況」です
参考: 【岩手県の11魚市場の水揚げ】
https://www.suigi.pref.iwate.jp/shikyo/

あれから、9年ですから、被災者漁師もみんな等しく歳をとっています。
若い、後継者など全くいないのです。 私もそうですが、船など補助金で建造したので「負債」もあり、更に「漁協共同船から名義変更」できないので、船の処分にも困っているのです。
高い、維持費と漁船保険の分もやっとですから・・。そして、当初は5年の制約とあったのに、9年で名義変更できない、出来ても以後5年は、外に人に名義変更できないし、廃船すらできないのです。
最短でも14年は、持っていなければならないのですから。 
こういう、配慮ナシの政府の姿勢には呆れます。 中には、亡くなっていたり、病気で働けない人もいるのにです。
沿岸選出の自民党の鈴木俊一氏(自民総務会長)などに、請願しても全く聴いてくれません。
そもそも、野党だった自民党は全く被災現場に入っていませんから、全く実情の把握をしていないのですからね。
今も選挙のときだけで、なんの貢献もしていません。 それが実情です。

自分のことですが……。
【今年から、小さな船1トン建造して陸を側を初めています。「身体の衰えていく中で、細く長く」と考えた結果】
 ぜなら、3トン未満の船でないと陸側(一共の漁業権)が取れないからです。
しかし、小さな船ではローリングなど安定していないので、体にこたえますね。
それで、この前も狭いので、網の鉄の部分を足に落として、骨折はしていないのに、腫れていますし、中腰なので、「膝にも腰にも負担」来て、慢性の「膝関節炎」では水が溜まり、火曜日に水を抜いてヒアルロンサンを注入してもらいました。
30代からあった「椎間板ヘルニア」(※高校、大学でラグビーで椎間板が損傷)から、今では「腰椎狭窄症」になっています。
今の歳になって、以前は毎日行っていた漁に痛くていけません。
昨日は、思いもよらぬマズマズの漁でしたが、「無理するとしっぺがえし」が来るので、本日は休みにしました。
不漁で魚が安い。つまり、コロナの付けが、生産者に来てるのです。農業も同じくです。
あと、2年、震災の債務返済があり、非常に苦しい現実ですね。

#東日本大震災 #死者数2万人以上 #東京オリパラ #三陸の大不漁 #コロナ影響 #魚単価安 #足の怪我 #腰の痛み # 細く長く #水産業

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