「組織を芯からアジャイルにする」第5章 心に残ったフレーズ
「組織を芯からアジャイルにする」の最終章。心に残ったフレーズと思い起こした事柄を少しここに。お題はこちら。
第5章 組織を芯からアジャイルにする
心に残ったフレーズと、そのフレーズから思い起こした現場の姿がありました。たくさんあるフレーズの中から3つを選んで書いてみます。
1.『小さな勝利を手にする』
できていると言うには程遠い状況だが何もできていないわけでもない。自組織で最初に取り掛かったことは以下の2つ。
・重ね合わせ〜ふりかえり〜向き直り
今はビジネスポートフォリオを変える過渡期。一部のビジネスは縮退する方針だが、これまでの成果は評価できる。これから目指すありたい姿は、これまでの延長線上にはない。その上でどうしていくかの目線合わせを実施。
・組織における課題の見える化
気づいた課題をバックログへ。優先順位を決めてサインアップ。例え小さな取り組みでもひとつやってみる。トップダウンではなくペースが遅くても主体的に。
2.『組織がアジャイルになっていく、その中心、芯とは、組織の中でより良い状況を作り出そうとするすべての箇所が該当する』
組織の取り組みについて「こうするとより良い状況になるのではないか」と思ったことは、些細なことでも“相手”に伝える。
・誰かの育成に関する気付き
・メンバー間のコミュニケーションの改善
・上位組織のメンバーを∈社内コミュニティ活動の推進
など。
より良い状況を作り出そうとする思いがあれば自らの組織やチームでやってみればいい。他の組織のことだとしても、より良い状況を作り出せるのではないかと思ったら一歩踏み出してやってみればいい。組織の内外で「より良い状況を作り出そう」としている人やその思いを持っている人が、一人また一人と見つかるはず。小さな中心をそこかしこに見つけたい。
3.『傾きをゼロにしない』
たとえ苦しい状況になっても忘れないようにしたい。組織が置かれた境遇が変わっても、どんなに小さな変化でも良いので継続を。『小さな勝利を手にする』ことも『組織の中でより良い状況を作り出そうとする』ことも、傾きをゼロにしない組織へ。
「組織を芯からアジャイルにする」を手にして学びを共に
書籍『組織を芯からアジャイルにする』には、組織が向き合う課題や課題に対峙するための考え方が散りばめられています。自分自身の境遇に置き換えながら「どういうことなのか」、「どうすれば良いのか」と自ら問いかけてみると「こうやってみよう」と気付きます。興味を持たれた方には、一読をお勧めします!
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