【クラファンらぼ】#39 クラファン開催中に倒産したらどうなるの?前編
※YouTube用の原稿をnoteに写したものです。一部表現が違っていますが、大体こんなことを頭に入れて喋っています
はい!今日もやっていきます!
クラウドファンディングコンサルタントのささはらです!
よろしくお願いいたします!
前回は「クラファン戦国時代へ!Amazonが参戦してきたぞ!?」
というテーマでお話させていただきました。
クラウドファンディングのプラットフォームができたという話ではなく、仕組みをうまく使ってAmazonも商品開発・販売している。
という話でした。なので今後の動きに注目というというところでしょうか。
今回第39回は「クラファン開催中に倒産したらどうなるの?前編」というお話をさせていただきます!
前編ではプラットフォームが倒産した例と起案者が倒産した事例をそれぞれみていきます。
特に以前の動画にも挙げていますが徐々に海外クラファンと日本のクラファンの境目がなくなってきているので、
こういう事例もこれから増えていく可能性もあります。それを理解した上で支援なり、起案なりやっていきましょう
それでは今日もやっていきましょう!
では今日は、クラファン開催中に倒産したらどうなるの?という話をしていきますが、
クラファン開催中という定義は、起案が実行されている間ではなく、支援者の元に商品が届くまでという前提でお話をしていきます。
まず、一つ目の例は、プラットフォームが倒産した例です。
結論からいいますとプラットフォームが倒産した場合は製品はもちろん、お金も返金されません。
では、どういった例かというと、
2017年の話です。アニメグッズなどを予約販売するクラウドファンディングサイト「CROSSクラウドファンディング」を運営するそらゆめが2017年の6月2日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けました。
CROSSクラウドファンディングは6日昼過ぎまで稼働していて、商品の予約や支援が可能な状態だったんですが、
そらゆめの倒産をいち早く知った取引先企業の1社が、同サイトで商品を購入しないよう注意を呼び掛ける異例の事態になっていたそうです。
そらゆめは2005年設立。
モバイル向けゲームコンテンツの開発や運営を手掛け「ひぐらしうみねこカードバトル」「ラ・モード=セレクト」などを提供。
2011年3月期に約7300万円、12年3月期には約5億3900万円の売上高を計上するなど急成長していた。
アニメグッズなどのクラウドファンディングサイト「CROSSクラウドファンディング」も運営。
今年5月にも新規プロジェクトを立ち上げており「刀剣乱舞-花丸-」のステンレスボトルや「Re:ゼロから始める異世界生活」のTシャツなどの受注を受け付けていた。
破産開始決定4日後の6日昼過ぎまで30以上の商品の支援や予約が可能な状態だったが、6日午後2時過ぎごろ、サイトにアクセスできなくなった。
そらゆめをめぐっては、取引先企業の畑精密工業が5日、Twitterで倒産を速報。CROSSクラウドファンディングの商品について「絶対に購入しないでください」などと注意喚起していた。
これはでも取引先の方は察することができるかもしれないですが、支援者は無理ですよね。Re:ゼロとかひぐらしとかかなり有名どころと絡んでいるじゃないですか。
しかし、結論としてプラットフォームが崩れたらおしまいです。
2つ目の例は起案者が破産した例です。
結論からいいますと、これはMakuakeさんが金額を肩代わりして返金いたしました。
では例をみていきましょう。
問題になったのは、同サイトに掲載されているいびき防止グッズ「イビキトリーナ」のプロジェクト。
輸入貿易事業などを行うアスタイルが2018年6月から支援を募り、目標金額の50万円を大きく上回る547万6950円を、337人の支援者から調達していました。
製品の発送はもともと18年11月末の予定だったが、アスタイルは11月13日にMakuake上で「生産は完了しているが、Bluetooth認証の取得に時間がかかっている」として発送の延期を告知。
12月に入ると「間もなく認証登録が完了する」と案内し、同月18日に「年明けの便で中国から輸送される予定」と発表していたが、その後の状況は明らかになっていませんでした。
そして、19年2月。支援者に東京地裁からアスタイルの破産を知らせる通知が届き、ネット上では「支援金は戻ってこないのか」「詐欺ではないのか」などと不安の声が上がっていました。
運営元であるMakuakeは、12月中旬から支援者に連絡するようアスタイルに促していたが、1月中旬以降連絡がつかない状態に。
Makuakeによればメールや電話、登録住所への訪問を行ったが、コンタクトを取ることはできず、破産についてもまずは支援者からの問い合わせで把握したという。
アスタイルからMakuakeに連絡があったのは19年2月21日。
破産手続き開始の報告と、支援者への謝罪などを伝える内容だった。
これを受け、Makuakeは支援者への対応について同日中に検討を開始。翌22日に同社から支援金を全額返金することを決め、18時過ぎに支援者へ連絡を行った。
Makuakeによれば、クラウドファンディングプロジェクトの実行者が破産したケースは今回が初めて。「イレギュラーな出来事だったため、支援者への対応が遅くなってしまった」。
同社では掲載プロジェクトの事前審査も実施しているが、審査時点で経営状況に疑問は抱かなかった。
とのことでした。
Makuakeさんはかなり審査が厳しいのでこれはMakuakeさんも驚きの一例だったことが予想できます。例えばこのアスタイルさんは輸入貿易事業を営んでいるので、イビキトリーナは自社製品ではなく海外から輸入してきているものだと考えられます。で、その仕入れ先が例えばIndiegogoなどですでにクラファンをやっていて、ちょっとでも配送遅延しているとMakuakeでは承認がおりなかったりするんですね。
なので、しっかりと起案が吟味されたうえでこのようなことが起こったこと、このようなことが初めてだったことからMakuakeさんから返金があったという対応になっていると考えられます。
本日は以上になります!
本日は「クラファン開催中に倒産したらどうなるの?前編」というテーマでお話していきました!どうでしたでしょうか。
2つ目の例で返金がしっかりと行われていましたが、海外ではありませんし、2回目が起きた時にはどういう対応があるかはまだわかりません。
しっかりとご自身の目で確認して責任を持って支援してみてください。
次回は後編なんですが、今回のテーマの続きでとはいえ倒産したら必ず返金してくれるプラットフォームがあるんですね。そちらをご紹介させていただければと思います。
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じゃあね〜
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