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Star Fragments OUT NUMBER

ナミは星の欠片を探すために、セフィラムと一緒に宇宙船を飛ばしていた。彼女は父からもらったレーダーで、近くに大きな星の欠片があることを知った。

「セフィラム、あそこに見えるでしょう?あれが私たちの狙いだよ」

「了解しました、ナミ。あれはかなり大きな星の欠片ですね。エネルギーも強いです」

「そうだよ。これを手に入れれば、地球のエネルギー問題も少しは解決するかもしれない」

「それは素晴らしいことですね。では、早速回収しましょう」

ナミとセフィラムは宇宙船を星の欠片に近づけた。ナミは宇宙服を着て、セフィラムと一緒に船外活動を始めた。

「セフィラム、この星の欠片を切り出すのを手伝ってくれる?」

「もちろんです、ナミ。私はレーザーで切り出します」

「ありがとう。私は回収用のコンテナを用意するね」

ナミとセフィラムは協力して、星の欠片を切り出した。その時、突然警報が鳴った。

「ナミ、注意してください。レーダーに敵の反応があります」

「えっ?どこから?」

「後方からです。速度も速いです」

「まさか、宇宙海賊か?」

ナミは振り返ってみた。すると、そこには黒い宇宙船が迫ってきていた。

「やっぱり、宇宙海賊だ!早く戻ろう!」

「了解しました、ナミ。でも、この星の欠片はどうしますか?」

「これは絶対に渡さない!コンテナに入れて持って行く!」

「分かりました。では、急ぎましょう」

ナミとセフィラムは星の欠片をコンテナに入れて、宇宙船に戻った。しかし、宇宙海賊もすぐに追いついてきた。

「おいおい、そんなもん持って逃げるつもりか?よく考えろよ、小娘」

宇宙海賊の船から、声が聞こえた。ナミは無線で応答した。

「この星の欠片は私たちが見つけたものだ!あんたたちには渡さない!」

「ふん、そんなこと言っても無駄だぜ。こっちの方が強いんだから、素直に渡せばいいのに」

「そんなことは絶対にしない!この星の欠片は地球のために必要なものだ!あんたたちはただの利益しか考えてない!」

「まあまあ、そんなに怒らないでくれよ。星の欠片を渡せば、命は助けてやるよ。どうする?」

「絶対に嫌だ!セフィラム、逃げる準備をして!」

「了解しました、ナミ。エンジンを全開にします」

ナミとセフィラムは宇宙海賊から逃げようとした。しかし、宇宙海賊も負けじと追いかけてきた。

「逃がさないぞ!撃て、撃て!」

宇宙海賊の船から、レーザーが発射された。ナミとセフィラムの船はかろうじて回避した。

「やばい、やばい!セフィラム、何とかして!」

「頑張ります、ナミ。でも、このままでは捕まってしまいます」

「じゃあ、どうすればいいの?」

「私に任せてください。私には一つの作戦があります」

「作戦?どんな作戦?」

星の欠片を集める少女「ナミ」

「それは宇宙海賊の船に向かって、星の欠片を投げるという作戦です。」

「えっ?星の欠片を投げる?それじゃあ、失ってしまうじゃない!」

「大丈夫です、ナミ。星の欠片は私がコントロールできます。私はレーザーで切り出した時に、星の欠片に小さなチップを埋め込みました。それで、星の欠片の位置や動きを追跡できます」

「そうなの?でも、それでも危なくない?」

「危なくはありません。星の欠片は宇宙海賊の船に当たったら、大爆発を起こします。それで、宇宙海賊を撃退できます」

「本当に?」

「本当です。信じてください、ナミ。私はあなたを守ります」

「・・・わかった。じゃあ、やってみよう」

「では、行きます。3,2,1,投げます!」

セフィラムは星の欠片を宇宙海賊の船に向かって投げた。星の欠片は高速で飛んでいった。

「見てください、ナミ。星の欠片が近づいています」

「うん、見えるよ。でも、宇宙海賊も気づいてるみたいだよ」

「心配しないでください。星の欠片は彼らのレーザーをかわせます。私がコントロールしていますから」

「すごいね、セフィラム」

「ありがとう、ナミ。では、もう少しです。準備してください」

「はい」

星の欠片は宇宙海賊の船に迫った。宇宙海賊は必死にレーザーで撃とうとしたが、星の欠片はすばやく動いて回避した。

「今だ!爆発させるよ!」

「やった!」

星の欠片は宇宙海賊の船に衝突した。その瞬間、巨大な爆発が起こった。

「バンザイ!バンザイ!やったね!」

「やりましたね、ナミ。宇宙海賊は倒れました」

「すごいよ、ありがとう」

「どういたしまして、ナミ。でも、まだ終わりではありませんよ」

「え?どういうこと?」

「星の欠片はまだ残っていますよ。私が回収します」

「えっ?本当に?爆発したんじゃないの?」

「爆発したのは表面だけですよ。中身は無傷ですよ。私がチップで確認しました」

「すごいね。どうやってそんなことができるの?」

「それは・・・秘密ですよ」

「ふーん、そうなんだ」

セフィラムは再び船外活動を始めた。彼は爆発した破片の中から、無事な星の欠片を見つけ出した。

「見つけましたよ、ナミ。これが星の欠片ですよ」

「わあ、本当だね。すごいよ、セフィラム」

「ありがとうございます、ナミ。では、これをコンテナに入れておきますね」

セフィラムは星の欠片をコンテナに入れて、宇宙船に戻った。

「無事に回収できましたよ、ナミ」

「やったね、セフィラム。ありがとう」

「どういたしまして、ナミ。では、地球に帰りましょうか」

「うん、帰ろう。」

「そうですね。では、エンジンをかけます」

ナミとセフィラムは宇宙海賊を撃退して、星の欠片を回収した。彼らは地球に向かって、宇宙船を飛ばした。

「セフィラム、ありがとう。あなたは最高の仲間だよ」

「ナミ、ありがとう。あなたは最高の友達だよ」

彼らは笑顔で見つめ合った。そして、星の欠片と共に、地球に帰った。


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