誰かが機嫌が悪そうな時

※21日間チャレンジ7日目。

人が機嫌が悪そうな時というのは、
『こういう理由で怒ってるのかな』
という周りの想像と全く異なる理由や原因であることがほとんどである。

◎眠い
◎おなかすいてる
◎おならを我慢してる
◎足が痛い
◎疲れた
◎風邪気味
◎朝に家族と喧嘩した
◎朝に何か嫌なことがあった
◎経済的に不安
◎なんか不安
◎理由もなく不機嫌

実際に誰かに対して腹を立てていることもあれば、こんな感じで、誰の責任でもないということも多い(というかほとんどそのパターン)。
なので、気を使って損した、ということがほとんどなのである。
妙に勘繰るより気にしない方が良かったりする。

で、面倒なのが、エンパス体質の人である。
エンパスの人は、人の考えていることが、あたかも自分の考えていることのように分かってしまうことがある。
そういう人は、生まれた時からそうなので、周りの人が全員、人の考えがわかるもんだと思って大人になったりする。
なので、息を吸って吐くように、誰かの気持ちを先読みして行動したり、誰かが機嫌が悪くなると自分のせいでなくても自分が解決しようとしたりする。
エンパスの人は、親もエンパスだったりするので、小さい時から
『人の顔色を読んで行動するのは当たり前』
だと思い込んでいたりする。
また、そういう親は、自分も人の気持ちを読んで先回りすることが身についているので、子供にもそういうふるまいを強要したりする。色々面倒である。

人の気持ちがわかりすぎてつらい、人の顔色を気にしすぎてつらい。
そんな方には、

「地球は、言葉を使ってコミュニケーションするという原則があるので、相手がちゃんと言葉にして伝えてこないことは、気づいていないふりをしましょう」

とお伝えしたい。

気づいていないふりをして良いのである。

自分がこんなに機嫌が悪そうな顔をしているんだから、言わなくても察してよね、という赤ん坊のようなことを強いてくる人には、むしろ気づかないふりを大いにしていただいた方がいいと思う。ちゃんと言葉でお願いするのが、大人の社会である。泣いたり怒ったりして要求を通して許されるのは、しゃべれる前の赤ちゃんだけである。
(時々、周りの大人が、本人がいい年になっても赤ん坊扱いして、言わなくてもやってあげたりして散々甘やかしたせいで、大人になっても
「なんで周りの人は、私の気持ちを察して動いてくれないんだろう?」
と赤ん坊思考丸出しの人がいるが、そういう人に対しては
「なんでこの人は、いい歳をして、ちゃんと言葉で感じよくお願いする、ということをしないんだろう?」
と心の中で思っておこう(口に出してあげても良いが、よほど仲がいい人以外にはお勧めしない)。

地球には、
「言いたくないことは言わなくてもいい」
というルールがある。
犯罪を犯した人にすら、黙秘権というものが逮捕時に口頭で説明されるほどである。
人は、言いたくないこと、知られたくないこと、というのがあるものだ。
どんな人でも。
思っていることを言わないでいる時というのは、考えていることを他の人に知られたくないから黙っているのだ、という場合がある。
だから、気づかないふり、知らないふりをしてあげる方が優しかったりする。
なんでもかんでも察すればいい、ということでもないから、この世は面白い。
頭蓋骨に脳みそを納めて、他の人と言葉や表情などで手探りし合いながらコミュニケーションをとる、という地球に生まれたからには、そのようなコミュニケーションを、おおいに楽しめばいい。そう思う。

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