見出し画像

どんな景色が見えているのだろう

風太の散歩をしながら、ふと風太の目にはどんな景色が見えているのだろうと考えます。

もともと犬の視力は0.2~0.3と言われており、ぼんやりとしか見えていないそうで、しかも色も青と黄色、その2色の中間色だけなのだそうです。

風太と一緒に眺める夕焼け空も、風太には赤く見えていないと思うと不思議な気持ちがしますが、同じ空を眺めているその時間はささやかだけど特別な時間です。

風太は両目の網膜剥離により一度光を失っていますが、最先端医療を使った手術のおかげで右目のみですが視力を取り戻すことができました。1年半前のことです。

しかし、今度は緑内障の悪化でその右目も見えなくなる日が近々やってくると主治医から言われています。失明を覚悟をしなければなりませんが、まだきちんと受け入れることはできていません。何かしらの奇跡が起きるのではないか、その気持ちを捨てきれずにいます。

あと何度風太と同じ景色を眺めることができるかわかりませんが、今日も特別な時間を探しに、風太と散歩に出かけます。

cocone さん 画像お借りしています。素敵な写真ありがとうございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?