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早川隆先生よりご感想をいただきました☆

 パリオリンピックが開幕しましたね。鉄道放火など波乱含みで始まりましたが、これ以上の事件や事故のない祭典となりますように。日本とイタリアの活躍をこっそり応援…♪
 
 さて、アルファポリスの先輩作家でおられる早川隆先生が、拙著のご感想を記事にしてくださいました!
 過分なお言葉にアワアワして挙動不審になりましたが、もうほんとうにありがたく…!!

 早川先生は第6回アルファポリス歴史・時代小説大賞の特別賞を受賞され、『敵は家康』にてデビュー。来月20日に中公文庫より『幕府密命弁財船 疾渡丸』を刊行予定でおられます。しかもこれはシリーズもので、第二巻もすでに出版が決まっているという…す、すごい快挙…!!
 
 『敵は家康』、先生が初めて執筆なさった長編小説なのだそうです。拝読した際には、え…これが初めて?冗談ですよね…?と震えました。
 とんでもなく斬新な構成で、家康、秀吉、信長という、新人ならば扱うことを躊躇うような歴史的超有名人を独自視点で捉え、戦国の世の無常を文学性をもって表現しながら、主人公の少年の成長を瑞々しく描く一大エンタメともなっている…。
 大作ですが冒頭から疾走感がすごくてですね、どんどん物語に引きずられて読み進んでしまいます。圧巻の面白さなのでぜひお読みいただきたい。歴史時代小説がお好きな方にも、執筆なさる方にもお勧めです。書き手の方には度肝を抜く構成力と表現力、底知れぬ知識量が勉強になること間違いなし(え…すご…とわりと心が折れますが)。
 こんな書き手が参戦するアルファポリス小説大賞、怖ろしい…!!と震え上がりつつ感動しました。

礫投げが得意な若者・弥七は陰(ほと)と呼ばれる貧しい集落で、夢も希望もなく、地を這うように生きてきた。あるとき、図らずも自らの礫で他人の命を奪ってしまったことで、元盗賊のねずみという男とともに外の世界へ飛び出す。やがて二人は、作事集団の黒鍬衆(くろくわしゅう)の一員として、尾張国の砦造りに関わるようになる。それは弥七にとって、人生で初めての充実した時間だった。だが、尾張を狙う今川義元が領主・織田信長に戦を仕掛けたことで、そんな日々は終わりを告げる。弥七のいた織田領の丸根砦に、大軍が攻めてきたのだ。弥七は織田の兵とともに、戦うことを決意する。しかし、その大軍を率いるのは松平元康、のちの天下人・徳川家康で――。桶狭間の合戦前夜、名もなき青年が戦国の世を駆け抜ける!

Amazonより引用

 その後BEKKO誌時代劇特集の巻頭に掲載された『冷光』も高い文学性が際立つ短編で、『宵の薬師』とともに私非常に好きでして。中央公論新社さんからお声がかかるのもさもありなん、という感想です。

 しかし、ここに至るまでには並々ならぬご苦労がおありだったとのこと。早川先生ほどの書き手でも苦心なさる業界の厳しさ…私来年以降も生き残っているだろうか…(胃が…)。
 先生の精神力と作品の魅力によって掴まれた『幕府密命弁財船 疾渡丸』のご刊行、時代小説に新風を吹き込む機会となるに違いありません。
 大ヒット&重版で息の長いシリーズとなりますように!!
 あたたかいご感想と励ましに心より感謝申し上げます。
  
 『幕府密命弁財船 疾渡丸』絶賛予約受付中でございます☆☆

 



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