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移動も旅のうち【ニュージーランド旅#1】

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風になびく赤い封筒。
店先で迎えてくれる黄色い花。
カラフルな装飾を施した干支のモニュメント。

ベトナムのお正月「テト」の風物詩だ。今日から1週間、お祝いモードと共に連休が始まる。

夫の転勤でベトナムに引っ越してきて、テトは2回目。バイク、屋台、湿気。喧騒で埋め尽くされた街を抜け出すためにニュージーランドに向かった(ちなみに去年の行き先はオーストラリア)。

下町だったけれど東京で暮らしていた私たち夫婦は都会的な生活に飢えていて、登山が共通の趣味だったからじっとりとしたジャングルではなく、カラッとしていて空気が澄んだ自然に飢えているのだ。

午後12時、ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港から、シンガポール・チャンギ空港に向かう。


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東南アジアから離れたくて行き先を決めた旅行でも、明日から始まる西洋料理ウィークを前にアジアの味をお腹に入れておく。フォーをすすっているとフィンエアーの機体が見える。

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ホーチミンからフィンランド直行便!?と意外性に心躍り、早くも来年のテトは北欧に行くことに決まった(調べると直行便ではなくロンドン経由らしい)。

2時間でシンガポールに到着。トランジットのため7時間滞在。


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空港に隣接するショッピングセンターJewelへ。既にどうしようもなく都会。Apple Store、無印良品、東急ハンズ。見ているだけで満たされる。見慣れたパッケージと欲しいものは必ずそこにある、という安心感。


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そしてシンガポールにきたらこれを食べるしかない。肉骨茶(バクテー)。漢方のスープで骨付き豚肉を煮込んだ料理だ。ベトナムの前に住んでいたマレーシアですっかりこの味の虜になってしまった。マレーシアとシンガポールでは味が違うのだけど、どちらも美味しい。大麦の飲み物、バーリーも添えて。

乗り継ぎの空港で既にこんなにも心躍るなんて得である。


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いざニュージーランド・オークランド空港に向かって10時間のフライトへ。発着22時、到着は午後13時。


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