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顔の良い上司に都合の良い駒扱いされている女。

転職を考えている時点で気持ちは既にマイナスに傾き始めているのかなと思うのだけれど、夜中はネガティブになりやすいだけって信じたいと思いつつ、目が覚めたと思っていたいと思う。

顔が好きという理由だけで言うことを聞いてしまう。ただそれだけと片づけるには価値がでかすぎる項目。性格悪い美人か、性格良いブスかという使いまわされ過ぎた質問で結局支持されてしまうくらい人間において容姿が占める判断基準はとっても大きい。だから私も良いように使われていると分かっていても聞き分けの良い、良い子を演じてしまう。周りからはどう見えているんだろうと思うと情けなくなる。私が逆にうまく転がしてやりたいと思うけど、顔が好きだからきっと私の方が転がされてしまう。あいにく私は察しが良いらしく、上司が求めていることや、嫌がっていることが透けて見えてしまう。だから、相手の望むように動いてしまう。時には我慢してしまう。だってその方が仕事がしやすいから。都合良い女と思われていても嫌われているよりは仕事がしやすくて良い。我慢しすぎて仕事にいけなくなることもあるのだけれど。おかしいことは自分でもわかってる。だけど、面倒くさがりの私には自分の置かれている環境を変えるために動き気も、転職する気もおきなくて、ただただ不満を抱えながら垂れ流しながら、スマホを眺めることしかできない。せっかくの休日もドロドロと溶けていくようにあっという間に過ぎていく。ついに25歳になってしまった。このままただただ死ぬのを待つだけのような、それまでの暇つぶしのような人生を送っていくのだろうか。皺の数が増えたことだけが自分の成長であると、毎朝鏡を見つめてしまうのだろうか。

年々重くなっていく私の腰をどうやったら引っ張りあげることができようか。幽体離脱して、幽体離脱した私が本体に犬のリードでもつけて引っ張り上げることができたらなんて。他力本願のような自己解決のような。人に頼るという選択肢を出せないあたりに自らの社会性の低さをふと感じる。どうして、人と交わるという選択を持てないのか。

結婚願望がないと思っているけれど、実は強がりだったりしないのか。隠し過ぎて押し殺し過ぎてしまったから自分の本音も分からない女になってしまった。ただ、曖昧なまま泣くことしかできなくなっていた。もっと素直に生きたい人生だった。やり直すにはちょっと気づくのが遅すぎたかな。

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