愛とは何か
「愛とは何か」と考えたことありますか。
私が初めて「愛ってなんだろう」と考えたのは、
高校ニ年生の時。
当時、ものすごく好きな人ができました。
でも絶対に絶対に叶わない恋でした。
恋することと愛することの違いを知りたくて、本をたくさん読みました。
映画をたくさん観ました。
一日中頭から離れなくて、夜眠れなくなるほどの強い感情。
この感情に名前をつけたくて、でも恋とも愛とも言えなくて…当時の自分にはどうすることもできず、「憧れ」という言葉で片づけました。
「愛とは何か」
久しぶりに考えたくなったのでnoteを書くことにしました。
結論はきっと出ませんが、いろんな人たちの言葉を借りて考えてみたいと思います。
オードリー・ヘップバーンの言葉と、仏陀の言葉から考え得る愛とは、
「自分のために」ではなく
「相手のために」行動すること。
といったところでしょうか。
たしかに、相手のために何かをしてあげたいと思う気持ちは愛ゆえと言えるかもしれません。
愛する人のためだったら、なんだってできる!とか思いますよね。
でも良かれと思ってしていたその行動が、時に相手に迷惑をかけることもよくあるよなあと思ったりします。
高校時代を思い返してみれば、当時大好きだったその相手にラブレター(のようなもの)を書いては書いては渡していたので、本当に相手に迷惑をかけていたなと思って恥ずかしくなります。
相手のためにとかじゃなく、ごりっごりに自分の気持ちのために行動してました。…若いですね。
ちょっと視点を変えて、この言葉を。
これはかなり有名な言葉。
初めてこの言葉を知ったとき、ハッとしました。
同じ方向を見つめるためには、隣に立って相手と同じ目線にならなければいけません。
相手が望むその先を見ようとしなければ、同じ方向を見つめることはできないですよね。
相手に対して何かをしてあげるというより、寄り添うといったニュアンスが強い感じがして、私は好きです。
最後にもう一つこの言葉を。
今のところ私としてはこの言葉が1番しっくりきています。
愛という言葉は、手垢にまみれてしまっていて、本当はどんなものなのかよくわからない。
なんだかとても尊くて素敵なものというイメージで通っているけれど、伊藤整のこの言葉は、愛というものに付随してきた手垢を極限まで削り落としており、だからこそ真実に近いような気がしてなりません。
私も、愛って綺麗なものじゃないと思う。
自分だけのものにしたいだとか、離れたくないだとかそういった醜い感情を覆い隠すベールが「愛」っていう言葉や概念なんじゃないでしょうか。
「愛するとは、信じること」…なんて言ったりもしますが、結局のところ、最愛の人やモノに出会った時、私たちはその対象に対して、ただ信じることしかできないんですよね。
何かに執着するという醜い部分こそ人間らしいと思うし、その醜さを「愛」という綺麗な言葉で誤魔化して、正当化する。そうやってみんな生きているんだな〜…。
なんかそう思うと可愛いじゃん人間よ。
…まだなにも知らない若造が、愛とは何かを語るなんて烏滸がましいですね。
でもこんなことを考えたり言葉にするのは好きです。
一人一人に愛の形や愛の概念があって、それでいいし、私にとって1番しっくりきたのは伊藤整の言葉だったというだけです。
こういう議論をいつか誰かと直接できたら楽しいだろうな。
最後に、愛に関する素敵な歌の歌詞を。
誰かを愛し、そして誰かに愛されてきましたが、私はまだまだ愛のことなんか全然分かりません。
いつか自分の言葉で「愛とは何か」を語ることができるカッケェ大人になれたらと思います。
BGM
・きのこ帝国「愛のゆくえ」
・Sufjan Stevens「Mystery of Love」
・Ellie Goulding「How Long Will I Love You 」
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