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「揺動」プロジェクトを始めます

思うところがあり、今年から「揺動」というプロジェクトを始めることにしました。

「始めることにしました」と言っても、すでに実施したプロジェクトが1つ、完成した作品が4本、書籍が1冊ありますが、プロジェクトの「顔」となるロゴアニメーションが完成したこのタイミングで、あらためて告知をしたいと思います。

ロゴデザイン:蔵多優美
アニメーション制作:井田遥
BGM制作:田中文久

「揺動」は、私が以前から掲げてきた制作のキーワードです。当初、映画における手持ちカメラ/手ぶれ映像を再検討するために持ち出した言葉でしたが、次第にその重みが増していき、自分自身の活動全体を説明する言葉へと変化していきました。

誰もが作品を制作し、公開することができる時代に、あえて「作家」や「アーティスト」を名乗る者が果たすべき役割は何か? そのように問うとき、私は「揺れる」ことを暫定的な答えとしています。すなわち、

「揺らす」から「揺れる」へ。
「揺るがす」から「揺るがされる」へ。
「送り届ける」から「受け取る」へ。
「語る」から「聞く」へ。

「偶然性」を取り入れることをしてきたアーティストや、「聞く」ことから出発するドキュメンタリーを重要な参照項としながらも、「偶然性」を制御するために密かに持ち込まれたルールを打ち壊し、いつしか硬直化・制度化された「聞く」スタイルを問い直し、常に根本から揺れ続けることができる「私」であるために、そしてその過程から生まれた「作品」だけを求め続けるために、その初心を忘れないために掲げた言葉。それが「揺動」です。

また、新作の上映やイベントの告知をするとき、「自分の名前」を持ち出すことにいつも居心地の悪さを感じていました。

自分の名前は大切だけれど、「私」自身を見てほしいわけではない。作品を見てほしい。私が心の底から重要だと思い、大切だと思っている人や物や出来事や問題を見てほしい。知ってほしい。あなたと一緒に、それについて考えたい。だからこれからは、「私の」と語るのではなく、「揺動の」と語る機会を増やしていけたらと思っています。

どのようなかたちにでも変化しうる、ゆるやかな枠組みで、続けていくつもりです。見守っていただけたら幸いです。またいつか、この文を読んでくださっているあなたと、一緒に何かができれば嬉しく思います。


揺動PROJECTS 01 「Films From Nowhere」


揺動PROJECTS 02

Coming Soon.


揺動FILMS 01 『映画愛の現在 第Ⅰ部/壁の向こうで』

103分、ビデオ、2020年

出演:中村俊一郎、清水増夫、Clara、黒田ミキ、森本良和、長嶺泉子、中島諒人、映画を見る会、赤井あずみ、蛇谷りえ、安部大河、柿原朔太郎

監督・撮影:佐々木友輔/編集:井田遥/音楽:田中文久/主題歌「旅に出る唄」作詞・作曲:原將人(正孝)、編曲:田中文久、歌 : 大久保藍/製作:鳥取銀河鉄道祭実行委員会、佐々木友輔/デザイン:三宅航太郎(うかぶLLC)/協力:蔵多優美、坂田希究、佐々木つばさ、蛇谷りえ、高橋裕行、山崎七重/スペシャル・サンクス:木野彩子、五島朋子、筒井宏樹、野口明生

2016年の春、大学の職を得て、鳥取で暮らすことになった。夜行バスに乗り込んで、三年間過ごした東京を離れる。鳥取市内には、映画館が一館しかなかった。県内で見ても、東中西部にそれぞれ一館ずつ、合計三館しかなかった。
個人制作の映画を撮り、作品論や作家論も書いてきたわたしにとって、これは大問題だった。「日々、浴びるように映画を見なければ、優れた作品はつくれない。優れた文章を書くことはできない。」そういう世界で生きてきたからだ。
「映画とは何か。」映画を愛する人々の決まり文句。けれども今は、別の問いを立てる必要があった。映画はどこにあるのか。どこに映画を見に行くのか。私はスクリーンを求めて街に出た。この土地で映画を愛し、自らの手で上映機会を作り出す活動を続けてきた先輩たちに、人生相談をする旅が始まった。


揺動FILMS 02 『映画愛の現在 第Ⅱ部/旅の道づれ』

103分、ビデオ、2020年 

出演:安部大河、柿原朔太郎、大久保藍、荒尾極、荒尾純子、中森圭二郎、波田野州平、村上大樹、松本凌、蛇谷りえ、金澤瑞子、杉原美樹、磯江正一、河原朝子、上所俊樹、野口明生、中山早織、小松亜希恵、服部かつゆき/声の出演:赤井あずみ、大下志穂、中島諒人、吉田明広、水野耕一、小山大輔/マルチーズ

監督・撮影・編集:佐々木友輔/編集:井田遥/音楽:田中文久/主題歌「旅に出る唄」 作詞・作曲:原將人(正孝)、編曲:田中文久、歌 : 大久保藍/劇中歌「あてのない旅」 作詞・作曲:原將人(正孝)、編曲:田中文久、歌 : 大久保藍
アニメーション・ドキュメンタリー制作: 佐々木友輔、井田遥、音泉寧々、品岡トトリ、yamasaki、盛田実優、渡邉乃愛/製作:鳥取銀河鉄道祭実行委員会、佐々木友輔/デザイン:うかぶLLC/協力:蔵多優美、佐々木つばさ、蛇谷りえ、高橋裕行、野口明生/スペシャル・サンクス:榎木久薫、岡村知子、木野彩子、五島朋子、樽本光代、筒井宏樹、松本健一

山陰本線の汽車に乗って、舞台は鳥取県東部から中部へ。今回の旅では、自主映画やドキュメンタリーの作り手と多く出会った。既存の枠組みに固執せず、地域に根ざした表現のかたちを模索する人々と言葉を交わしながら、わたしは自分自身を省みる。霞がかった視界の先に、次の目的地が見えてくる。

揺動FILMS 03 『映画愛の現在 第Ⅲ部/星を蒐める』

107分、ビデオ、2020年

出演:青木郷香、大下志穂、赤井孝美、山口東炫、浦木誠一、武山輝詔、吉田明広、水野耕一、小山大輔/マルチーズ、田口あゆみ、河本幸樹、升田乃愛、島崎寛己、田中晋/声の出演:村上大樹、松本凌、大久保藍

監督・撮影・編集:佐々木友輔/編集:井田遥/音楽:田中文久/主題歌「旅に出る唄」 作詞・作曲:原將人(正孝)、編曲:田中文久、歌 : 大久保藍/劇中歌「あてのない旅」 作詞・作曲:原將人(正孝)、編曲:田中文久、歌 : 大久保藍/製作:鳥取銀河鉄道祭実行委員会、佐々木友輔/デザイン:うかぶLLC/協力:蔵多優美、佐々木つばさ、蛇谷りえ、高橋裕行、山崎七重、品岡トトリ、中村晶(米子ガイナックス)/スペシャル・サンクス:木野彩子、五島朋子、筒井宏樹、野口明生

鳥取県西部で活動する団体には、コミュニティの強さを感じた。イベント当日に集まるだけではなく、ふだんから活発な交流があり、助け合いの精神を持っている。映画や映像は「作品」だけでは成立しない。鑑賞体験を構成する、記録に残らない諸々を、忘れないうちに書き記しておきたいと思った。


揺動FILMS 04 『【補講】ダンスハ保健体育ナリ?』

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制作:木野彩子、佐々木友輔
構成・演出: 木野彩子
撮影・編集: 佐々木友輔
撮影補助: 佐伯恵里、品岡兵助、中村友紀
協力・資料提供: NPO法人ダンスアーカイヴ構想
HDヴィデオ/カラー/ステレオ/9:16/日本/27分30秒/2020年

ダンスと体操の歴史を学ぶレクチャーパフォーマンス『ダンスハ體育ナリ?』シリーズの映像による特別版。2020年東京オリンピックを迎えるにあたり1940年幻の東京オリンピックの時代を振り返る。時勢が刻々と変わりゆく中、新型コロナウイルスの流行に対し私たちが今できることとは。


揺動FILMS 05 『Implication(Sado)』

Coming Soon.


揺動BOOKS 01 『映画愛の現在 第Ⅰ部』パンフレット

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発行日:2020年3月6日
著:佐々木友輔
デザイン:蔵多優美
価格:700円
収録論考:
① 佐々木友輔「鳥取で映画と愛について考える--『映画愛の現在』プロダクションノート」
②佐々木友輔「農民芸術の文脈と批評--宮沢賢治『農民芸術概論網要』の続きを書く」


揺動BOOKS 02  『映画愛の現在 第Ⅱ部』パンフレット

Coming Soon.


揺動BOOKS 03  『映画愛の現在 第Ⅱ部』パンフレット

Coming Soon.


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映像作家、企画者。取手→赤羽→鳥取。
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