詩│傘を失くした街


西洋建築みたいに
みんなの心が高く、細くなって
雨宿りさせてくれる軒下を
最近見ていない

一人一人に傘が支給され
失くしたなら自分が悪いと
まずは責任問題のはなし

仕方ないから長靴みたいに
水溜まりではしゃいでみたけど
流石にちょっと冷えてきた



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