見出し画像

Day5~6

この1ヶ月、題名は知っているけど内容を詳しく知らない文学をいくつか読んでみることにしました。

今のところ読了したのは
「雪国」 川端康成
「人間失格」 太宰治
「変身」 カフカ
「キッチン」 吉本ばなな

簡単な感想として、
雪国 ここで終わるの!?というあっさりした幕引き。駒子と葉子の姿、なんだかお客様の財力で生計を立てる(言葉を選ばずに言うのであれば金銭的に依存した)夜職/パパ活をする女性と、時間やお金を貢ぐ女性を想起させられました。双方の強さ・弱さの対比。

ほんとうに人を好きになれるのは、もう女だけなんですから。
今の世のなかではね。

雪国

人間失格 浪人時代、あるいは大学4年の秋に読んでいたら、もう少し刺さっていたかもしれません。

世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかりこれまで思って生きて来たのですが、しかし、堀木に言われて、ふと、「世間というのは、君じゃないか」という言葉が、舌の先まで出かかって、堀木を怒らせるのがイヤで、ひっこめました。

人間失格

変身 不思議な世界観、最後まで説明されることはなし。ヤングケアラーに限らず、介護など家族を支える中での葛藤、される側の気持ちが垣間見れるかもしれません。

キッチン 家族、家族のような存在の有り難さ...深く沁みました。

世界は別に私のためにあるわけじゃない。だから、いやなことがめぐってくる率は決して、変わんない。自分では決められない。だから他のことはきっぱりと、むちゃくちゃ明るくしたほうがいい、って。......

満月-キッチン2

6日目は水族館にいきました。水族館、昔から私の気持ちを穏やかにしてくれるリフレッシュスポットです🪼🐠🐡

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?