![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63151459/rectangle_large_type_2_3ae709b4a45e2908600cf31c527c4058.png?width=1200)
VelocityとChanceのRandomize [Ableton Live]
コンピューター特有の、一定で機械的な音楽ではなく、人間味のある旋律やリズムを奏でるための機能の話をnoteします。
VelocityをRandomiseする
音の強弱の指定である、Velocityの値を乱数で分散させることができます。
下図の下半分がVelocityです。値の散らし具合を調整できますし、どのぐらいの強さの辺りで分散させるか、ということも指定できます。あまり派手に分散させると不自然になってしまいます。人の感情によって、この辺りは強くなりそうだな、とか、ここら辺はやさしく、という強弱をイメージして、Randomise後に微修正するのが良いようです。
ChanceをRandomiseする
ここで指定するChanceとは、発音の機会の意味です。ノートを発音するかしないかの確率を指定することができます。
これは、打楽器系に有効です。Velocityで強弱を付けた上に、Chanceで時々鳴らないように設定することができます。下図の一番下の段がChanceです。
人間が演奏したときに、感情やノリでノートを省略するような、まさに人間味のある演奏を再現します。偶然性による音楽表現です。
Automaionでパラメータをいじる
MIDIのパラメータや、インストゥルメントのパラメータを変化させることもできます。この機能をオートメーションといいます。
さまざまなパラメータを指定することができ、使い方はほぼ無限です。
下図では、パーカッションのボリュームに抑揚を付けてみました。音の定位を移動させたり、Reverbを深くかけていったり、ピッチを上げてみたり、試してみたいことはたくさんあります。
コンピューターミュージックというと、一定的でピコピコしたもの、というのは昔の話です。人間の演奏は忠実に再現できますし、人間にはできないような偶然性の表現もできるようになっています。
最後まで読んでいただいありがとうございます。このnoteが参考になりましたら、スキしていただけると励みなります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?