![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63318934/rectangle_large_type_2_194353da4f24094c3896e375a4377c06.png?width=1200)
MIDIエフェクト [Ableton Live]
MIDI信号を入力とし、MIDI信号に何らかの変化を加えて、MIDI信号を出力するのが、MIDIエフェクトです。
MIDI信号とは、楽譜を符号化したものです。MIDIエフェクトは、原曲の楽譜をいじって演奏者に渡す、という例えが合っているかもしれません。
単音のノートを複数の音で構成されたアルペジオに変えたり、単音を和音に変えたり、オクターブ違いの音を追加したり、スケールを変更したり、といった様々なMIDIエフェクトがあります。また、音の強さや、長さ、余韻に効果を与えたりするMIDIエフェクトもあります。
Arpeggiator
特に面白いのは、アルペジエータです。入力されたノートを組合せてアルペジオを生成してくれます。音程の上昇、下降、山、谷、乱数、そして一番高い音や低い音をペダルするようなアルペジオを指定することができます。
アルペジエータというと、機械的なコンピュータミュージックの典型のような印象がありますが、設定次第では、自然が生み出した幻想的なメロディーのように聴こえる旋律も生み出すことができます。
Chord
アルペジエータの出力に、和音の効果のMIDIエフェクトをかけると、和音が次々移り変わる効果が出せます。コードのアルペジオ、という言葉が正しいのかは疑問ですが、人間の演奏ではなかなかできないことです。
Scale
生成された旋律を特定のスケールに矯正することができます。ランダムなアルペジオ音階を独特の世界観を持ったスケールに変更すれば、不思議な世界を演出できます。
様々なMIDIエフェクトを試して、組み合わせてみて、パラメータをあちらこちらいじりながら、気に入った旋律を創っていくことができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。スキしていただけると励みになります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?