#27 卒論で研究する楽しさを学生に知ってもらいたい
最近,なぜかこの記事「#15 大学院博士課程は収入を増やすために進学するのか?」を読んでいただいているようなのですが...
なぜでしょうか?苦笑
どこかでリンクでもされたのかな...
今読み直すと,書き漏らしも結構あるし,誤解されそうな部分もあるので文章としてはあまりよくないのです
でも,そのときに考えたことを文章にしているので直さずそのままにしておきます
さて,後期の授業はほぼ終わりですが,3年後期から履修できるの卒業研究の発表会が残っています
(所属大学では,3年後期と4年前期に卒業研究を履修する)
卒論生を受け入れているのは2回目で,初回はかなり失敗してしまいました
学生が思い描いていたことと,私が伝えたかったことの齟齬があったのだと感じています
辞退者も多かったし,卒論もほぼまとまらずに終わってしまいました
(単位としては出ていますが)
反省点の一つとして学生たちに対して,「研究の面白さ」を伝えることができなかったというのがあります
これは自分自身の力不足だと思うし,卒業研究の進め方を考えなければならないなぁと猛省しました
しかし,卒業研究は,教員だけが気張って主体になる絶対うまく行きません
うまく実施していくためには,教員と学生のキャッチボールが絶対的に必要です
教員としては,「学生が研究をどう考えているのか」を理解してあげること,そして,「研究の面白さをどう伝えるのか」を考えることが大切なんだろうなと感じました
一方で,学生も「どんなことに興味があって」「どういうことをしてみたいのか」くらいは漠然とでも良いので持っていて欲しいところです
まぁ,そこを教員が引き出すのかもしれませんが...
そうでないと,研究を遂行するためのキャッチボールができないのではないかなぁと思います
無論,教育,卒論内容のレベルが高い大学であれば,上記のようなことはいってられず,教員の研究遂行能力がもろに卒論指導に影響することは言うまでもありません
私は,管理栄養士養成校,特に,私立で卒論が選択になっている養成校の学生ほど,卒論を履修して欲しいと思っています
その理由は,昨年に書きました
「#3 管理栄養士養成校の学生に卒論履修を勧める理由」
せっかく大学に入学したのに,「研究がどういうものであるのか」「研究の面白さ」を事前に学ぶ機会がないままに,卒業するのはもったいないです
EBMを教育の中で教えるのであれば,その基礎になる研究も指導するべきだと思うし,教員も積極的に学生を誘う(選択であれば)べきだと思います
正直,管理栄養士に合格して働き始めてから,論文検索や論文読めない人材なんて使い物にならない,と言われる時代がきっときます
AIが発達すればとか関係ないと思います
とまぁ,話はそれましたが,研究って面白いので卒論履修しましょう
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